『転スラ』アニメ第3期のスタートラインを切った10周年記念ライブを振り返る

トークコーナーの後半はアーティスト陣も参加。TRUEはシオンを失ったリムルが魔王になる決意をしたシーンをイメージして作った「黎明」が、まさにその場面の劇中曲として使われることになって驚いたことを語り、またSTEREO DIVE FOUNDATIONは第2期エンディング曲「STORYSEEKER」は当初「Storyteller」というタイトルで、TRUEの楽曲を知って慌ててタイトルを変更したというマル秘話を披露。普段なかなか聞けない楽曲制作の裏側を、観客はもちろんキャスト陣も興味津々の表情で楽しんでいた。

ライブ後半戦は、TRUEのライブからスタート。トークでも話題となった「黎明」から疾走感のある「Storyteller」「Another colony」、さらにしっとりと聴かせくれる「浄歌」「僕の中の君へ」までバラエティに富んだ5曲を披露。『転スラ』の激動の展開を思わせるような楽曲の数々に、観客たちは大興奮。
それに続くSTEREO DIVE FOUNDATIONは、作品を彩る「MONOGRAM」や「Indigo ＆ Tangerine －Rimuru ver．－」「SPARKLES」「STORYSEEKER」を続けて披露、メロディアスなサウンドと伸びやかな歌声に会場の温度はさらに高まっていく。

ここでなんと、『転スラ』TVアニメ第3期のPVが初解禁！　ヒナタ・サカグチとの因縁の戦いの決着を予感させる映像や、「2024年4月より日本テレビ系各局・BS11にて2クール放送が決定」の文字がスクリーンに映し出されると、会場のあちこちから大きな歓声が沸き起こる。
さらに、ここでSTEREO DIVE FOUNDATIONが、TVアニメ第3期オープニング主題歌を担当することが発表され、新曲「PEACEKEEPER」をライブ初披露！　「速い、エモい、ポップ、バンドサウンド」という今までの『転スラ』の主題歌のイメージを踏襲しつつ、打ち込み要素も加えたという楽曲は、疾走感あふれるサウンドで『転スラ』の雰囲気にピッタリ。まさに嬉しいサプライズだった。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、いよいよイベントはエンディングに突入。「転スライブ」Tシャツを着たアーティスト＆キャスト陣に可愛いリムルの着ぐるみが加わって、観客と一緒に写真撮影すると、第3期に向けての抱負をそれぞれコメント。
リムル役の岡咲が「思った以上の熱量を感じて、愛されている作品なんだなとビックリしています。これからもいろんな活躍を見せられるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを述べ、前野は「今日来られなかったズッ友の寺島くんからメッセージをお預かりしてます」と前置きして「俺は『転スラ』が大好きだー！ by 寺島拓篤。俺も『転スラ』が大好きだー！」と絶叫すると、それに同意するかのような大きな拍手が巻き起こった。

最後はキャストとアーティスト全員でTVアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』のエンディング曲である「カモナ・テンペスト！」を大合唱。朗読、トーク、ライブ全17曲、2時間超に渡って行われたイベントは、大盛り上がりのうちに終演を迎えた。


＞＞＞岡咲美保、前野智昭らが集結！『転スラ 10thライブ』ステージの様子を見る（写真38点）

（C）川上泰樹・伏瀬・講談社／転スラ製作委員会