• 豪華声優キャスト陣が登場した東京コミコン2023「Audible」イベントをレポート!【後編:ブース編】
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2023.12.24

豪華声優キャスト陣が登場した東京コミコン2023「Audible」イベントをレポート!【後編:ブース編】

Audibleブースはトークイベントの観覧者や試聴に訪れる来場者で賑わっていた。

Audible(オーディブル)は、いつでもどこでも気軽にコンテンツを楽しむことができる、Amazonが手掛ける世界最大級のオーディオエンターテインメントサービス。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを取り揃えている。

2023年12月8日(金)~10日(日)の3日間にわたって開催された「東京コミコン2023」に「Audible」が出展し、Audibleのオリジナルポッドキャストシリーズである『Marvel’s・ウェイストランダーズ』のキャストがメインステージおよびAudibleブースでのトークイベントに登壇した。
メインステージでのイベントの模様をお届けした【前編】に続き、今回の【後編】ではAudibleブースで行われたイベントの模様をお伝えしていきたい。

メインステージでのトークライブの終了後、Audibleブースでは『Marvel’s・ウェイストランダーズ』声優キャストのスペシャルトークライブが2部にわたって行われた。第1部では古田新太・斉藤由貴、第2部では多田野曜平・下野紘・平野綾が登壇。第1部・第2部ともにメインステージと同じく『Marvel’s・ウェイストランダーズ』シリーズの音響監督である小野ショーン氏がトークに加わり、司会はサッシャが務めた。

◆斉藤由貴と古田新太がコスプレしたいキャラクターは一緒!?◆
第1部では、まずは「フィギュアを集めているのでとりあえずデッドプールを探しに行きたい」と古田新太、「歩き回っていろいろな(コスプレをしている)人と一緒に写真を撮りたいくらい」と斉藤由貴が、それぞれコミコンの印象を語った。
そして、収録について斉藤は「アメリカの役者さんが喋っている秒数に合わせて台詞が作られているんですけど、喋り出すタイミングが遅れてしまって最後がいつも妙に駆け足になって慌ててしまったんですが、ショーンさんが『そんなに気にせずそのまま行ってください、後で合わせますから』って言って下さって」と、日本語でも英語版とほぼ同じ尺で作られていることの難しさを振り返った。一方で古田は「僕は結構尺合わせが上手いんですよ。言われたとおりにしかやらない俳優だから」とおどけてみせたが、斉藤から「嘘ばっかり、好き勝手に好きにやってるでしょう」と突っ込まれ、「それが声優をやっているときの楽しみ」だとまとめた。
▲(左から)サッシャ、小野ショーン氏、古田新太、斉藤由貴。

また、“日常で感じる小さな悪” というテーマで質問され、斉藤が「大学生になった娘が毎日ペットボトルの飲料を3分の1くらいしか飲まずに溜めていくんですけど、あれはちょっとした悪だと思うんですよ」と答えると、これにサッシャも「うちにも娘がいるんですけどまったく同じです」と同意し盛り上がる。
作品に話を戻し、役が決まったときの印象を訊かれた古田は「元々ガーディアンズのファンだったので非常に嬉しかったです。できればアライグマ(ロケット)がやりたかったんですが、スターロードも台本を読んだら非常に調子のいいおじさんだったので楽しんでやれました」と裏話を披露。同じ問いに斉藤は「映画のイメージが強かったので、あんなかっこいい女性の役を私が演じても大丈夫かなって最初は危惧していたんです。だけど、30年後っていうことなら大丈夫かなと思って。でも台本を読むと、年齢はいっているけどその分クールさに凄みを増したかっこいい女性で」と演じる前に感じていたプレッシャーを明かした。
▲斉藤由貴

さらに『Marvel’s・ウェイストランダーズ』の “聴きどころ” について話が及ぶと、古田は「2回聴くと面白いですよね。最初はストーリーを追ってるんだけど、2回目は『ここが伏線だったのか』みたいな発見があって面白いと思います」と複数回聴くことを推奨。さらに、「シーズンをまとめて聴くのも面白いと思います。個別のお話がどうつながっていくのか楽しみにしてほしい」と、いろいろな楽しみ方ができるコンテンツであることをアピールした。また、斉藤は自らが演じたシーズン3について「物語のテンポ感がすごく早くて、人間同士の関係性もだまし合いや化かし合いがあってすごくエッジが効いているので、演じていてもすごくやりがいがあったし、その面白さを感じて頂きたいなと思います」と語った。
▲古田新太

最後に観客からの質問コーナーが設けられ「他のキャラクターでやってみたい役は?」「コスプレしてみたいキャラクターは?」という2つの質問が寄せられたが、前者の質問については古田が「ロケットかホークアイ。ホークアイはクールな感じで楽そう」と答え、会場は笑いに包まれた。一方、斉藤は「『X-MEN』のストーム」という答え。そして後者の質問に古田が「ハーレイ・クイン」と即答すると斉藤は「私も同じことを考えてた」と驚き、同じキャラクターのコスプレをする異色のコンビを想像した観客からも再び笑いが起こっていた。
▲(左から)サッシャ、小野ショーン氏、古田新太、斉藤由貴

◆多田野曜平・下野紘・平野綾が許せない 小さな悪とは!?◆
そして第2部では、まず第1部と同じ「コミコンの印象は?」という質問からスタート。多田野曜平は「ロケットのコスプレをしている子どもを見て感動しました。いろいろ見て回りたいですね」、下野紘は人出の多さとコスプレの多様さに驚きながら「屋台の食べ物がいい匂いで食べたいなと思いました」とそれぞれコメント。平野綾は「(初日の)昨日から売り切れてるグッズとかあるので、これが終わったら早く売り場に行きたいです」と “ガチ” の回答。中でもロキのグッズは絶対に買って帰ると意気込んでいた。
▲(左から)サッシャ、小野ショーン氏、多田野曜平、下野紘、平野綾。

それぞれキャラクターにちなんだトークを繰り広げながら、これも第1部と同じ「小さな悪」の質問に。多田野の答えは「真面目に言うとポイ捨てですね」。すると、かつて駐車場の警備員のアルバイトをしていたときにポイ捨てに困らされたことがあるという下野が「片付けたり掃除したりしないといけなくてふつふつと怒りが湧いてきた」と同調した。そこで、自らもゴミは必ず持ち帰るのかとサッシャに問われた多田野が「もちろんですよ。ゴミは持って帰りますよ。抜け毛の1本まで」と答えると、先ほどまでその話で盛り上がっていたという下野と平野は、多田野のサービス精神あふれるトークに爆笑。
▲多田野曜平

あらためて下野は「僕は歩きタバコですね」と仕切り直し「そしてそれをポイ捨てまでするのはよくないですよ」と多田野の答えに乗っかっていく。この流れで平野は「オチをポイ捨てにしないといけないのかな」と前置きしながら「家で猫を飼ってるんですけど、ご飯で肉じゃがを作ったときに飲み物とかをセッティングしているうちに気付いたらじゃがだけになってて、見たら猫が肉をズルズル引きずっていた」と、可愛すぎるため許してしまったという「小さな悪」を挙げた。

さらに、作品の舞台がヒーローとヴィランの戦いから30年後ということで、それぞれが考える「理想の30年後」へと質問は移っていく。多田野は「健康と平和がずっと続くといいなと思います」と、下野は「いろいろな場所や国を旅行してみたいという願望があって、いまは戦争があったりして行けない場所もありますけど、30年後には世界中に行けるようになっていてほしい」と、2人とも作品のテーマにもつながる話でまとめてみせた。平野は「世界平和を願うというのは大前提で」と前置きしつつ「マーベル映画に出たい」と宣言、「いまはアジア人がすごく活躍していますから日本も負けていられないぞと。それを目指したい」と熱く夢を語った。
▲下野紘

そして、作品に出演が決まったときの感想について、多田野は「飛び上がるくらい嬉しかったですね。元々、他の作品でロケットを演じたことがあったから役作り的にはそんなに難しくなかったんですけど、やっぱり30年後ということで、そこは自分の状態にもなぞらえながら演じていったっていう感じですね」と振り返った。下野は「僕はマーベル作品に関わるのが初めてだったので本当に嬉しかったですね。ただ、僕の演じるジョーダンは何の能力もないただのヒーローオタクなので、何かもうちょっとかっこいいところがあればいいなとは思いましたね」と言いつつ「感情の起伏が激しいキャラクターで演じていて本当に面白かったです」と語った。平野は「マーベル作品が大好きでほとんど全部のシリーズを観ているので『よし来た!』と思って。ただウルヴァリンってマーベルレガシーでも前のほうなので、これは観直さなきゃいけないと思って、いま一番最初から観直してます」とマーベルファンらしい意気込みを明かした。
▲平野綾

さらに、それぞれが演じたキャラクターについてのトークなども繰り広げつつ、トークはますます盛り上がりを見せ、「音声だけで演じることの難しさ」についてへと展開していく。
まずは「楽しかった」と素直な感想を述べた多田野は、付け加えて「普段は役者さんの顔を見ながら、口の動きや表情なんかもチェックしていくんだけど、それがないから舞台みたいにとにかく台本を読み込んで流れを全部理解していく」という事前のチェック作業の大変さを強調した。下野も「声色が合致してしまう瞬間があったりして、いま誰が喋っているのか、自分はどこを追っているのか」捉えるのに難しさを感じていたといい「普通の吹き替え以上に時間が掛かりました」と苦労したポイントを明かした。平野は「私の場合は回想シーンが多くて、現実の流れと同時に入ってきたりするので、それを分解していく作業が大変でした」と語った。こうした英語から日本語へのローカライズの部分について、小野ショーン氏も「翻訳者さんは相当苦労されてました」といいつつ、「英語の尺と日本語の尺を合わせられるようにがんばりました」と制作サイドからの裏話を披露した。
また、実際にシリーズを聞き込んでいるというサッシャが「聴いている自分がどこにいるのか、というのが伝わってくるようになっている」と、音響効果の仕上がりと臨場感のすごさについてあらためて感嘆の意を表すると、小野ショーン氏は「5.1chでも聴けるようになっていますし、ぜひいいヘッドホンとかイヤホンで楽しんでみてください」とアピールした。
▲(左から)サッシャ、小野ショーン氏、多田野曜平、下野紘、平野綾

最後の質問コーナーでは「スーパーヒーローの能力が手に入るなら何がほしいか?」「コミコンで2ショットを撮りたいセレブ(監督や俳優)またはキャラクターは?」という2つの質問が観客から寄せられた。前者の質問に多田野は「髪の毛、毛根のパワー」と即答し会場は笑いの渦に。平野は「ワンダ(スカーレット・ウィッチ)が好きなのであの能力がほしいです。別の世界を作り上げちゃうあれ、1回やってみたいです」と回答。そして下野は「瞬間移動したいですね。世界旅行とかもしたいですし、移動中に電車が止まったりしても間に合いますし。15メートルだけでも移動できたら『この電車に乗れれば間に合う』っていうのに乗れるじゃないですか」と現実的(?)な願望を口にした。
そして、後者の質問には平野が真っ先に「トム(・ヒドルストン)! 絶対トム!」「こうやって言っておけば何か届くかもしれないから」と猛烈アピール。対して下野は冷静に「マーベルじゃないキャラクターのコスプレの人もいっぱいいるんだなと思ったので、そういう人たちと撮りたいですね」と、多田野は「最初に言ったロケットのコスプレをしてた子」とそれぞれ答えた。

この日行われたトークイベントの内容は、後日Audibleにてポッドキャストとしてアーカイブ配信されるとのこと。このレポートでは内容はかなり凝縮してお伝えしているので、全部聞きたいという方はぜひAudibleでチェックしてみてほしい。
▲ブースには『Marvel’s・ウェイストランダーズ』声優キャストのパネルもディスプレイされ、トークイベントに登壇した斉藤由貴、古田新太、多田野曜平、下野紘がそれぞれサインを入れていた。

>>>Audibleブースでのトークイベントの様子を見る(写真17点)

(C) 2023 MARVEL

アニメージュプラス編集部

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