• 中村悠一が『ツンリゼ』で感じた「ザ・王子様キャラ」を演じる難しさ
  • 中村悠一が『ツンリゼ』で感じた「ザ・王子様キャラ」を演じる難しさ
2022.12.28

中村悠一が『ツンリゼ』で感じた「ザ・王子様キャラ」を演じる難しさ

(C)恵ノ島すず・えいひ/KADOKAWA/ツンリゼ製作委員会2023


【中村さんの恋愛ゲームエピソード】

――本作にちなみまして、もし中村さんがジークのように、自分の未来を知っている神の声が聞こえるようになったら、どんなことを聞いてみたいですか?

中村 普通だったら僕はまず病院に行きますが(笑)、もし神の声が聞こえるという状況を素直に受け止めるのだとしたら、徹底して神の声に従うと思います。ジークの行動と近いんじゃないかなと思いますね。

――中村さん自身がこれまでにハマった恋愛ゲームなどはありますか? また、なにか恋愛ゲームにまつわるエピソードがあれば、教えてください。

中村 僕、恋愛ゲームをほとんどやったことがなくて、昔美少女ゲームをやったこともあったのですが、ダメダメでしたね。
どのジャンルのゲームも、セオリーというものをユーザーに頼っているところがあって、勿論恋愛ゲームにもセオリーがあると思うのですが、僕はそれを理解していなくて……。

『ときめきメモリアル』というゲームで、主人公はパラメータを上昇させることで好感度を上げて、かつクラブ活動や平日コマンドを実行していかないといけないんですね。
僕は全然知らなかったので「パラメータが上がったら勝手に女の子が来るんだろう」と思ってプレイしていたら、女の子が近づかないままゲーム内で3年が過ぎてしまって……。

――え!!!!

中村 何もない3年間でした(笑)。パラメータがカンストしかけている完璧人間は生まれたのですが、誰からも言い寄られないという(笑)。
しかも、最初から知り合いになっている3人くらいからは、時々「爆弾」が付くんですよね(爆発するとプレイヤーの好感度が下がるシステム)。僕は全く思わせぶりなことをしていないのに勝手に悪い噂が流れて、「なんでだよ!」と腑に落ちない気分を味わいました。

【最後に】

――改めて、本作の見どころはどんなところにあると思われますか。


中村 「悪役令嬢」と名の付くものは女性向けコンテンツというイメージがありますが、僕が観ても、すごく面白かったんです。今の時代、あまり「男性向け」「女性向け」とカテゴライズせず、面白ければ観るユーザーが多いかと思うのですが、その点で本作はキャラクターだったりストーリーだったり、観る人それぞれのツボにはまるポイントが絶対に用意されていると思います。そこが見どころですね。

――では最後に、中村さんからジークに何か一言、声をかけるとしたら?

中村 ジークを見ていて思うのですが、彼ってあまりズレた行動は取ってないんです。素直に自分の感情を出しているし、伝えることはしっかり伝えているから、「お前があのとき、ああしていれば……」みたいなことが特に無いんです。なので、「そのまま順調にどうぞ」でしょうか。

>>>悪役令嬢とイケメン王太子の恋にドキドキ……!『ツンリゼ』場面カット!(写真23点)

(C)恵ノ島すず・えいひ/KADOKAWA/ツンリゼ製作委員会2023

寺林 沙樹

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