• 『うる星やつら』上坂すみれがラムを演じて感じた「楽しさ」と「難しさ」
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2022.10.12

『うる星やつら』上坂すみれがラムを演じて感じた「楽しさ」と「難しさ」

『うる星やつら』ラム役の上坂すみれさん 撮影/能美潤一郎

新作TVアニメ『うる星やつら』が、いよいよ10月13日より放送スタート! 本作で、宇宙から舞い降りた “鬼っ娘” 美少女・ラムを演じる上坂すみれさんに、キャラクターや作品の魅力などたっぷり語っていただきました。

――まずは、ラムを演じることになった時の率直な印象をお聞かせください。

上坂 そもそも新作が作られることや、ラムちゃんの声優オーディションを受けられること自体にも驚いたのですが、まさか自分に決まるとは思っていなかったのですごくビックリしました。
この作品にはいろんな世代のファンの方がいて、いろんなラムちゃんの解釈もあると思うのでプレッシャーも感じましたけれども、スタッフさんたちも覚悟を決めて一丸となって作っているので、気を引き締めました。

――上坂さんが『うる星やつら』という作品を知ったのは、いつでしたか? その時の印象など含めて、エピソードがありましたら教えてください。

上坂 高校生の時にCS放送で朝に『うる星やつら』のアニメがやっていて、それを観たのがきっかけです。主題歌やキャラクターの名前を覚えたり、原作を追って購入したりしてすごくハマりました。
ドタバタコメディかと思いきや、すごく純愛なお話があったり、しのぶやサクラたち女の子キャラにも物語があったり……『うる星やつら』って、一人一人がちゃんと幸せになっているのが素敵な作品なんですよね。

――当時、お気に入りだったエピソードがあれば教えてください。

上坂 私は漫画の最終話「ボーイミーツガール」がすごく好きなんです。このエピソードを読んだ時「『うる星やつら』って、ちゃんとラブストーリーだったんだ」って身に染みるように感じました。

――上坂さんから見た、ラムという女の子の魅力は?

上坂 やっぱり、一貫してダーリンへの想いがぶれないのがすごいです。それに、人を見た目で判断したり、人によって態度を変えたりしないところが素敵ですよね。だからダーリン一筋でもクラスのみんなや宇宙の友達みんなから愛されるんだな、と感じています。
あとは、宇宙人ゆえに突拍子もないことをするのも刺激的ですね。科学の実験みたいなことも得意だし、ラムの星での節分に急にダーリンを連れて行ったり……次に何をするのか予想がつかないところもいいなと思います。

――ラムは、男性から理想の女性として挙げられることもありますが、その点についてはどう思われますか。

上坂 いつも自分のことを考えてくれる女の子が近くにいたら嬉しい、というのはすごく分かります。ダーリンのことを大事にしていて、絶対に裏切らずに一緒にいてくれる……そんな性格的に素晴らしいところに、男性はやっぱり心惹かれるんだろうなと思います。

――上坂さんがラムを演じるにあたって気を遣っているポイントはありますでしょうか。例えば、前回のアニメでラムを演じていた、平野文さんの演技を意識された部分も?

上坂 やっぱりラムちゃんって、平野さんのお声とすごく強く結びついていると感じるので、まったく意識しないというのは難しくて。平野さんのお声の魅力を自分なりにじっくり考えてみた時に、全体的に一貫した品があるなと気づいたんです。
ラムちゃんがあたるにお仕置きしていても、平野さんのフワッとした天から聞こえてくるような綺麗なお声があるから可愛く見える。なので、そのエッセンスというか、ラムちゃんの育ちの良さから滲み出る品性は意識して演じています。
今作のラムちゃんは、髪の毛の色やメイクの感じが前のアニメとは違った雰囲気になっているので、自分なりに新しいラムちゃんの魅力を演出できるよう、毎週頑張っています。

(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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