• 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』市ノ瀬加那&Lynnが挑む新たな少女像
  • 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』市ノ瀬加那&Lynnが挑む新たな少女像
2022.10.29

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』市ノ瀬加那&Lynnが挑む新たな少女像

(左から)ミオリネ役を演じるLynnさん、スレッタ役を演じる市ノ瀬加那さん

ガンダムTVシリーズ7年ぶりの新作となる『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、毎週日曜午後5時~MBS/TBS 系全国28局ネットにて放送中。
水星からアスティカシア高等専門学園に編入して来た少女、スレッタ・マーキュリーと学園理事長の一人娘ミオリネ・レンブランの出会いから物語ははじまる。この出会いは、どんな波乱を巻き起こしていくのか。
学園を舞台に描かれる新たなガンダムワールドを牽引するスレッタ役の市ノ瀬加那さん、ミオリネ役のLynnさんに、作品との出会いと意気込みについてお話をうかがった。

――まず、出演が決まった時の感想は?

市ノ瀬 テープとスタジオという2つのオーディションで決まったのですが、正直テープオーディションの時から「誰に決まるのかな?」と他人事のように思っていまして……まさかこんなビッグタイトルの主人公を自分が演じることになるとは考えてもみなかったです (笑)。
全てのオーディションが終わった次の日、家で寝ている時にマネージャーさんから連絡が来まして「市ノ瀬さん、ガンダム決まりました!」と言われたんですが、寝ぼけながら聞いていたので「……これ、夢の話なのかな?」と。

Lynn (笑)

市ノ瀬 で、スケジュールの打ち合わせなどした後、もう一度寝直したんですよ。起きた時本当に夢じゃないかと心配したんですが、着信履歴も残っていて、そこで初めて実感が湧きました(笑)。プレッシャーもありますが、ここは覚悟を決めて楽しんでやれたらなと思います。

Lynn 私は起きて(知らせを)聞きましたよ(笑)。「ガンダムの新作が放送」という情報を見た時、(キャストは)もう決まってるんだろうなと思っていたら、そこからオーディションの話が来たんですね。勿論出たいと思っていましたから、悔いのないよう自分の最大限の芝居をやったんですが、その時期は自分の中ではスランプ期だったものですから、少し心配で。そしたら私の誕生日に合格の連絡が届いて……「え、何で私だろう?」って(笑)。

市ノ瀬 他人事みたいに(笑)。

Lynn 後から嬉しさがこみあげてきたんですが、歴史のあるシリーズなのでこれから大変なこともあるだろうし、皆さんの期待に応えられるお仕事をしないとな、と気合が入りました。

――ある意味、誕生日プレゼントになったわけですね。

Lynn 本当に! 人生で一番素敵な誕生日になりました。

市ノ瀬 羨ましい!

――これまでの作品で抱いたガンダムシリーズの印象はどんなものになりますか。

市ノ瀬 キャラクターや主題歌、決め台詞まで誰もが知っている国民的なアニメシリーズですよね。何となく「男の子向けのアニメ」という印象が強かったのですが、よく観ると女性パイロットもモビルスーツに乗っているカッコいい場面もあるし、その一方で戦争の悲しさみたいなものもしっかり描かれていて。

『機動戦士ガンダム』だと、アムロが酒場でランバ・ラルと会うところがありますよね。お互い敵だとわかっていながら、そういう場所で巡り合ってしまうところは、いろいろ考えさせられますよね。もしも立場が違っていれば、仲良くすることもできたのでは……と思うと、とても辛い場面です。いろんな意味で、戦うことの意味を深く考えさせられる作品だと思います。

Lynn 私は学生時代、声優を目指して養成所へ通っていた頃に『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』『機動戦士ガンダム00』などをリアルタイムで観て、とてもハマっていたんですよ。キャラはもちろんモビルスーツも好きで、小さなフィギュアを集めたり主題歌のCDを買ったり、声優イベントにも足を運ぶようなオタク活動をしていました(笑)。

市ノ瀬 すごーい!

Lynn なので、そういう思い出が甦る作品でもありますし、声優になれたからには一度は出演したいシリーズとずっと考えていました。
歴史的な名作である『機動戦士ガンダム』を土台にしつつも、作品によってカラーを変えて展開されているところも面白いですし、実にリアルな人間ドラマが描かれていますし、いろんな意味で深い作品なのだな、と思っています。

(C)創通・サンライズ・MBS

アニメージュプラス編集部

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