• 『推し武道』『壁こじ』実写化記念!平尾アウリ&ミナモトカズキ対談
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2022.11.22

『推し武道』『壁こじ』実写化記念!平尾アウリ&ミナモトカズキ対談

『推し武道』『壁こじ』実写化記念!平尾アウリ&ミナモトカズキ対談



◆漫画家になりたかった?◆

――お二人とも子供の頃から漫画家になりたかったんでしょうか。

平尾 なれたらいいなとは思っていました。

――どのくらいから考えていたりしましたか。

平尾 本当小さい頃、5歳くらいからですね。だからなのか、デビューも早かったんです。

――早いですね。5歳って、そんなことを考えていたかどうかも覚えていないです。ミナモト先生はいかがでしょう。

ミナモト 自分は真逆です。高校卒業するときに、本当にやりたいことやなりたいものが一切なくて、大学にもどうしても行きたくなくて。と考えたときに、絵を描くことだけは好きだったので、とりあえず漫画の専門学校に行きました。2年間ちゃんと考える時間がほしかったんですよ。それで漫画の専門学校に入って初めてちゃんとオリジナルの漫画を描いたときに、これを仕事にしたいって思っちゃったんですよね。そこから一気に目指し始めました。

――漫画家さんとして遅めの出発ですね。

ミナモト そうですね。だから最初の頃はかなり焦っていたというか、仕事にしたい欲がすごすぎて、楽しく描いているというよりは、「どうすれば早くデビューできるかな?」とか、そちらに気が向いていて、ピリピリしながら描いていました。今のほうが漫画大好きです。

平尾 猫屋敷君が専門学校に行っているのは、ご自身の経験からなんですね。

ミナモト 確かに猫屋敷君の専門学校のシーンはヒントになっているかもしれないですね。

――平尾先生は手塚治虫先生が好きなんですよね。

平尾 はい。手塚治虫先生が大好きです。

ミナモト そうなんですね。そこが原点なんですか。

平尾 手塚治虫先生は高校生になってから初めて読んだので、それまでは谷川史子先生とかを読んでいましたね。

ミナモト 確かにそっちのほうがイメージには近いかもしれないです。手塚治虫先生が原点というとめちゃくちゃ意外で面白いですけれど。

――手塚先生の作品に触れたのは漫画からですか。

平尾 アニメですね。『メトロポリス』というアニメ映画が初めてです。それがすごく面白くて、原作を読みたいと思って読んだらアニメとは全然違って、こういうこともあるんだって面白かったです。

――ミナモト先生は影響を受けたものはありますか。

ミナモト 今の流れだと自分は藤子・F・不二雄先生がすごく好きでした。小さい頃に『ドラえもん』から入って、今でもずっと好きですね。『壁こじ』は違いますが、日常の中にちょっとだけ不思議がある作品、前作の『メルヘン課長とノンケ後輩くん』も若干そうですが、そういうところにもしかしたら若干影響があるのかもしれないです。

◆お互いの作品になぞって◆

――お互いの作品タイトルを使わせていただきます。
ミナモト先生の「推しが●●したら××してもいい」を教えてください。

ミナモト これは質問状をもらったときに本当に悩んで。こんなのはぱっと出てこないと思って考えてきました。ちなみに今の自分の推しはプーさんです。本当に好きなんです。そして今、自分に男性のパートナーがいるんですけれど、いずれは日本でももうちょっとちゃんとした関係というか、認めてもらえるようになったらすごくいいなと思っているんです。なので、「うちらふたりで結婚式ができて、そこにプーさんが来てくれたら破産してもいい!」。

一同 おー。えー。 (笑)

ミナモト 結構真面目な話っぽくなっちゃいました(笑)。でも本当にそのためだったらいくらでも、全財産を払います。

――じゃあ私がプーさんに扮して・・・。

ミナモト そういうのはいらないです(笑)。

――平尾先生は「●●をこじらせている」。何をこじらせていますか。

平尾 難しいですよね、本当に。なんだろう~。割と承認欲求は作品で出せているから。

ミナモト 平尾先生、ツイッターとかもあえてあまりされてない感じの方だから、結構そういうの低いのかなって思っていました。こじれているんですか。

平尾 (笑)。そうなんですよね。めちゃくちゃ人間なんですけど、SNSでは人間感を出さないようにしているんです。

ミナモト すごく感じます。

平尾 生きていることを悟られないようにしています。

ミナモト 確かに何かこじれてはいますね(笑)。

平尾 本当にめちゃめちゃ尖っているんですよ。

ミナモト 自分はSNSの使い方が真逆なタイプなので、全部表に出してしまうんです。本当は憧れるんですよ。作品だけ見てっていう。
でも平尾先生は今日インタビュー最初から「実写化をまだ信じてない」っておっしゃっていたから、もうそれですよ。相当こじらせてらっしゃるなと。

――確かに。あれフリだったんですね。

平尾 伏線回収しました(笑)。

アニメージュプラス編集部

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