• 【松岡広大×中尾暢樹】「役のまま」すぎる2人の素顔が明らかに!『壁こじ』インタビュー
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2022.09.29

【松岡広大×中尾暢樹】「役のまま」すぎる2人の素顔が明らかに!『壁こじ』インタビュー

(左から)松岡広大さん、中尾暢樹さん 撮影/真下裕

TVドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』(通称:『壁こじ』)が、10月3日(月)より放送スタート!

本作は、こじらせ同人作家×キラキラアイドルの、ピュアで爽快な青春BL作品。表舞台じゃなくても “自分が一番輝ける場所” で上を目指す、同人作家・猫屋敷守(演:松岡広大)と、“自分の強みを最大限に活かせる場所” でトップを目指す、アイドル「イッセイ」こと風間一星(演:中尾暢樹)の、幼馴染だけど境遇がまったく違う2人の、夢に向かってまっすぐ生きる姿と、恋未満の友情関係(?)を描く青春ボーイズラブ・ストーリーだ。

アニメージュプラスは、本作でW主演を務める、松岡広大さんと中尾暢樹さんのお二人にインタビューを実施! タイプが真逆だというお二人のエピソードや、役作りのために挑戦したことなど、たっぷりと語っていただきました。

【広大くんとは、ずっと会ってみたかった】

――まず、本作への出演が決まった時の心境をお聞かせください。

松岡 最初に、猫屋敷役のオファーがあったと伝えられたときに、書類を渡されたんです。読んでみると、1ページに何十行もの熱烈なオファーのお言葉があって。

中尾 僕、来てないなそれ(笑)。

松岡 事務所の方が拝見しただけなのかも(笑)。
それを読んだときは、ただただ驚きで。これほど熱量のある言葉がいただけて光栄だなと思いながら、恐れ多いなとも思いましたね。そのときはまだ作品を知らなかったのですが、自分の俳優人生において大きな挑戦になるとも思いました。
「逃げちゃいけない、体当たりで受けなきゃいけないな」という覚悟と、それに向き合う恐怖みたいな気持ちが内在していて、心の中は大変なことになっていましたね。

――そうだったんですね。中尾さんはいかがでしたか。

中尾 最初は「相手役、広大くんだ! 同じナルト役の!」と思いましたね。前からお会いしたいなと思っていたんですけど、まさかこんな形でお会いすることになるとは思っていなかったので、少しびっくりでした。

――お二人とも、ライブ・スペクタクル「NARUTO -ナルト-」でうずまきナルト役を演じられていますよね。

中尾 そうなんです。ナルト役が広大くんから僕に変わるとき、雑誌とかメッセージで「お会いしたい」ということを言っていて。唯一気持ちを共有できる人だと思ったので、気になる人物を聞かれたら「松岡広大くん」と答えていましたね。

【これはただの恋愛漫画ではないと思った】

――では、原作を読んだ感想を教えてください。

松岡 BL作品とお聞きしてから読み始めたのですが、あまり絡みと呼ばれるようなシーンが無くて。恋愛モノというよりかは、人の心情や葛藤を写実的に描いた作品だと感じました。

中尾 僕は青春群像劇みたいだなと感じました。猫ちゃんだけじゃなくて、いろいろな人に、いろいろな悩みがあって、みんなこじらせているんですよね。そんなひとりひとりの気持ちを汲むようなシーンや、台詞の優しさに触れて、「これはただの恋愛漫画ではないな」と僕も思いました。

――それぞれ演じる役についても教えてください。

松岡 僕の演じる猫屋敷くんですが、タイトルには「承認欲求をこじらせている」とあります。でも、承認欲求って誰しも持っているものだと思うんです。猫屋敷くんは、ちょっとその波長が強いだけで。
ただ、自分の頭の中のイメージと現実がすごく乖離しているから、悩んでいるんじゃないかなと思います。心理的にも脆弱だなと思うところがあるのですが、そこが人間っぽいなと感じています。

中尾 一星は博愛主義的で、みんなが幸せになってほしいという考えを持っているんですけど、そうやって他人中心に生きている分、自分のことを放っておいてしまうところがあって。しかもそれを自分では自覚していないんですよね。明るくて楽しい役だけど、すごく繊細な役だなとも思いました。

(C)ミナモトカズキ・徳間書店/2022「壁こじ」製作委員会

寺林 沙樹

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