★若き日の小栗旬の演技★もうひとつ、注目点としてあげられるのは、ゲスト出演したキャスト陣だろう。
まず、作中で起こる事件の鍵を握る人物のデートリンデ・エッカルトを演じるのは、かとうかずこ。
複雑なキャラクターを貫禄の演技で表現し、重厚な存在感を醸し出している。
そして、現実世界でエドと共に行動し、物語を大きく動かすアルフォンス・ハイデリヒを演じたのは、“期待の若手俳優” として注目を集め始めていた小栗旬。
後に『獣王星』や『RAINBOW-二舎六房の七人-』などTVシリーズで主演を務めるほか、劇場版を含めた多くのアニメにも出演、実写映画『銀魂』でも主人公・坂田銀時を演じ好評を博すなど、アニメ/漫画との縁も深い小栗だが、本作が初のアニメ出演作だ。
『シャンバラを制く者』という劇場アニメーションの中で、青年・アルフォンスの繊細な感情を表現した小栗の演技は、間違いなく本作の大きなポイントとなっている。
見どころだらけのストーリーや映像はもちろん、今から15年以上前の若き日の小栗旬の “声” もぜひあらためて、今回の放送を機会に注目してほしい。
▲小栗旬が演じるアルフォンス・ハイデリヒ。(C)荒川弘・HAGAREN THE MOVIE