マハラージャン「くらえ！テレパシー」にあふれる我が道を行く音楽愛

■マハラージャンさんの好きなアニソンは？

――CDではカップリングに電気グルーヴ「Shangri-La」のカバーが収録されますね。

毎回アルバムに1つカバー曲を収録していて、これまでゴダイゴの「モンキー・マジック」、山下達郎さんの「BOMBER」、C-C-Bの「ロマンチックが止まらない」などをカバーさせていただきました。今回なぜ電気グルーヴかと言うと、さっき話したピンと来たアーティストの中に電気グルーヴも含まれていたからです。面白いのにカッコよくて、特に「誰だ！」や「ガリガリ君」といった楽曲、勿論「Shangri-La」も大好きです。

――イントロだけ聴くと原曲のイメージが一新されたシティ・ポップのようなアレンジです。

バンドサウンドでやっているのが、お気に入りポイントです。「Shangri-La」をカバーされているアーティストは他にも大勢いらっしゃるので、他の方と被らずなおかつ自分らしいアレンジにたどり着けたなと思う自信作です。聴きたい方はぜひCDを買ってください。

――マハラージャンさんと言えば、MVがオシャレで面白くアイデアに満ちていことで知られていますが、特にこだわっている部分はありますか？

「セーラ☆ムン太郎」や、峯岸みなみさんが出演してくださった「その気にさせないで」「君の歯ブラシ」といった楽曲は、映像クリエイターのZUMIさんが全部監督してくださっているのですが、ZUMI監督と僕の楽曲の相性の良さを毎回感じているので、基本は監督のセンスを信じてお任せしています。基本的に面白くてオシャレさがあり、なおかつグッとくるポイントを大切に考えています。

――「くらえ！テレパシー」もMVを制作されるそうですが、どんな内容になっているのでしょうか。

こちらもZUMIさんが手がけてくださったのですが、まだ2月ですがZUMIさん曰く「今年の最高傑作ができた！」とおっしゃっていました（笑）。アニメーションになった僕が登場するなど好き放題やってくれていて “マハラージャン愛” をすごく感じます。実写のシーンもあって、その撮影もすごく楽しかったです。3月上旬に公開予定なので、これも楽しみにしていてください。

――では最後に、マハラージャンさんの好きなアニメソングを教えていただけますか。

安田成美さんの「風の谷のナウシカ」がめちゃめちゃ大好きです！　作詞・松本隆さん、作曲・細野晴臣さん、編曲・萩田光雄さんの名曲ですね。僕はアナログシンセフェチなんですが、シンセサイザーの音がすごくカッコいいです。
あと、馬渡松子さんが歌った『幽☆遊☆白書』のオープニングテーマ「微笑みの爆弾」も良いですね。馬渡さんの声が本当に良いんですよ。この2曲は本当にお薦めです！

マハラージャン
東京都出身。広告制作会社でCMディレクターを務めながら音楽活動に勤しみ、2019年11月にデビュー作「いいことがしたい」をリリース。2021年3月に「セーラ☆ムン太郎」でメジャーデビュー。音楽番組や人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」への出演が大きな反響を呼び、同年7月にはメジャーデビューCD『僕のスピな☆ムン太郎』を、22年7月には2ndアルバム『正気じゃいられない』をリリース。5月27日（土）には、東京・日比谷野外大音楽堂にて「マハラージャン日比谷大宴会～外～」が開催される。

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