『ブルーロック』仲村宗悟がニューシングル『WINNER』に込めた3つのエゴ

――『WINNER』のMVは複数の仲村さんが登場する不思議な映像になっています。制作秘話などがあれば教えてください。

仲村　最初、室内のシーンから撮ったんですけど、「A地点からB地点に歩いてきてください」とか、「B地点にいる状態からC地点に行ってください」みたいなことを、カメラを固定した状態で録っていきました。当たり前ですが撮影時に僕は１人だったので、僕自身はどういう映像になるかあまり分かっていなくて不思議でしたけど、出来上がりを想像してワクワクしながら撮りました。

階段を上るシーンも大変で。まず一段下に行って、上を覗いて、また下に下りて上を覗いてというのを何度も繰り返していきました。なかなかの運動量だったので、MV撮影で痩せました（笑）。その分、いい映像になったと感じましたし、映像がこの曲の雰囲気に合わせてセピア調の色味になっていて素敵だなと思いました。

――ジャケットはどんなイメージで制作されましたか？

仲村　『ブルーロック』に合わせて、衣装の色は青と決めていて、スポーティーなイメージで撮影しました。他にも、いろんなスポーツをやっている写真を撮ろうということで、スケボーをやってみたり、バスケットのボールを持ってみたりしています。

――本格的にやってみたいと思ったスポーツはありましたか？

仲村　最近スポーツ欲があって、それこそサッカーとかまたみんなでやりたいし、バスケットとかバドミントンもいいですね。スポーツは好きなので、なんかやりたいです。

――表題曲にちなみまして、仲村さんの日常や仕事の中で「これだけは譲れない！」とエゴイストになってしまうこだわりポイントなどがありましたら教えてください。

仲村　エゴ……そうですね、食べ物にはこだわりがあって「あれ食べたいな」って思ったらもうその “口” になっちゃうので、他のものは食べたくないですね。「唐揚げが食べたい！」となったら、近場になくても唐揚げを探しに行きます。もし駅から結構離れていても、「どうせこの後カロリー摂取するんだから」って歩いて行きます（笑）。

――最後に、ニューシングルの発売を楽しみにしているリスナーに向けて、メッセージをお願いします。

仲村　今回、アニメ『ブルーロック』の主題歌、『WINNER』を担当させていただき、作品や潔世一のことを思って歌詞を書きました。ぜひいろんな人に聴いてもらって、『ブルーロック』という作品のように、心を奮い立たせる楽曲になっていたら嬉しいなと思いますね。
オンエアで聴いた方からすでに反響ももらっていて、自分が大切に作った楽曲を聴いて何かしらの反応をしてもらえるというのは、制作者冥利に尽きるというかすごく嬉しいです。僕もその思いを受け止めて、次の作品に還元していきたいです。

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