• 『ブルーロック』仲村宗悟がニューシングル『WINNER』に込めた3つのエゴ
  • 『ブルーロック』仲村宗悟がニューシングル『WINNER』に込めた3つのエゴ
2022.11.15

『ブルーロック』仲村宗悟がニューシングル『WINNER』に込めた3つのエゴ

6thシングル『WINNER』をリリースする仲村宗悟さん(C)Bandai Namco Music Live Inc.


――表題曲に続いて、同じく作詞・作曲を担当された2曲目の『いっせーのせ』は、どんな経緯で生まれた楽曲でしょうか。制作の際に意識したことなどをお聞かせください。

仲村 『ブルーロック』は “エゴ” がストーリーの中心になっているので、今回のシングルでは3曲通して、別の形のエゴを描いてもいいんじゃないかなと。それで、『いっせーのせ』は結構サウンド面でも尖ったサウンドを意識して作りました。

歌詞では対照的な二人の人物を描いていて、一方はあまり目立たたず、仕事もそんなにできないようなタイプで、周りからもあまり良くは思われてないんだけど、その人にとってはマイペースでいられたら幸せ。2番の歌詞に出てくるもう一方は、仕事ができて周りからも慕われてるんだけど、内心は「失敗したらどうしよう」という不安に駆られている……「外から見えている部分と内側では違う部分を人は持っているけど、どっちの人生がいいですかね」という小説のようなテーマで書きました。「せーの」でこの世に生まれ落ちた同世代でも、人生ってやっぱり全然違うものになるね、ということを書いた曲でもあります。

――この曲のレコーディングはいかがでしたか?

仲村 この曲は、Aメロとか結構リズムが難しくて。細かいところでは、語尾の処理とかもすごく意識して歌いました。言葉が長くなりすぎるとたるいけど、短すぎるとあっさりてしまって。サビもあまり勢いだけで歌わないようにしました。僕としては、メッセージ性が強い楽曲なので、そのメッセージが薄れてしまわないように……でも、勢いも感じられるように、バランスを意識して歌いました。

――3曲目の『かたちにして』では、作詞を担当されています。こちらは、どんなイメージでまとめられたものでしょうか。

仲村 この楽曲は、いつもライブやレコーディングでお世話になっている、佐々木 “コジロー” 貴之さんが作ってくれて、僕がそれに詞をのせた共作です。
楽曲を聴いた時は、なかなか自分では作らないようなものすごく爽やかなイメージで、コジローさんはギタリストなのでギターが映える、ドライブの時に聴きたいような曲だなと感じました。

歌詞は最初、どういう表現にしていこうか迷ったんですけど、今こうして自分が悩んでいるのをそのまま歌詞にしてみようと。「未来ではきっと何かしらアイデアが飛び出して、みんなに聴いてもらったりしているはずなのに、そのアイデアがなんで今出てこないんだ?」とか、「頭の中にどっかにいるはずなのに、どのドアを開けばそのアイデアたちが出てきてくれるんだ?」という、もどかしい思いを歌詞にしました。

(C)Bandai Namco Music Live Inc.

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事