• 入野自由が新曲・カバーでチャレンジを重ねた最新ミニアルバムの魅力
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2022.11.08

入野自由が新曲・カバーでチャレンジを重ねた最新ミニアルバムの魅力

7thミニアルバム『NO CONCEPT』を11月9日にリリースする入野自由さん(C)Kiramune Project

入野自由さんが7thミニアルバム『NO CONCEPT』を11月9日にリリース! 入野さんとは初タッグとなるSean Oshimaさんが手掛けたリード曲『Atarimae』などのオリジナル新曲6曲に加え、豪華盤の特典CDでは『Rain』など珠玉の名曲を6曲カバーしている。そんな意欲作について、制作秘話を中心に入野さんにたっぷりお聞きしました。

――今作のタイトルは『NO CONCEPT』ということですが、どのように決められたのでしょうか?

入野 実は今回、舞台出演が続いていて、なかなか音楽活動のほうに集中しきれない中での制作だったんです。そんな状態でもどんどん作業は進んでいき、ついにタイトルを決めなくてはならないとなった時に、「タイトルどうしよう……コンセプトが無い、コンセプトが無い……『コンセプトが無い』だ……!」という感じで決まりました(笑)。

僕自身、舞台やドラマ、声の仕事や歌手もやってと、いろんなお仕事をさせてもらっていることもあって。4thシングル『FREEDOM』を作った時の“ボーダレス”というテーマとすごく共通するんですけど、自分の土台になっている部分――“NO CONCEPT”にお仕事をしたり、生きているところをコンセプトにするのはいいなと思ったんです。

――模索しながらの制作だったとのことですが、そんな中で『Atarimae』をリード曲にされた経緯は?

入野 今回は、本当に迷いながら制作を進めていたので、リード曲も「出来上がった曲を聴いてから決めようか」という感じだったんです。ただ、明るい曲にしたいというのは考えていました。
『Atarimae』を作ってくれたSean Oshimaさんは、ディレクターから紹介してもらい、曲を聴いてみたら言葉選びやサウンドも含めてすごく好きな雰囲気で。「ぜひ歌ってみたい」と楽曲制作をお願いして、オリジナル楽曲の中で一番最後にできた曲なんです。

Seanさんには、この曲を聴いた時に日常の嫌なこととか鬱憤みたいなものが晴れるような、ポップで明るい曲にしてほしいということだけお願いしていたのですが、『Atarimae』を聴いた瞬間に「(リード曲は)これだ!」と決まりました。

――レコーディングの様子も教えていただけますか?

入野 当日はSeanさんも来てくださって……『Atarimae』は聴いていると心地よかったり楽しかったりする曲なんですけど、歌ってみると意外と難しくて。僕はもともとリズムを早取りしてしまうタイプなので、リズムをもっと後ろにとってくださいとディレクションがあって、すごく苦戦しました。
平歌(メロディーの最初からサビまでの部分のこと)はむしろ音がちょっと低いくらいなのですが、高いところにパーンと出さないといけないところもあって、意外と音域の幅が広くてチャレンジングな曲でした。

――『Atarimae』のMVについて、映像に込められた思いや撮影の裏話などお聞かせください。

入野 こんなにたくさんの人が出てくるのは、僕のMVでは久しぶりだったので、すごく楽しかったですし、温かみを感じられる内容になったなと思います。
出演者の出身地も多国籍で……カメルーン、ロンドン、アメリカ、香川とか(笑)。舞台とかだと、最初はぎこちなくても稽古や芝居をやっていく間に仲良くなっていったり絆を深めていったりできるんですけど、MVって本当に数時間の間に撮らないといけないじゃないですか。最初は少し緊張していたんですが、みんなフレンドリーで撮影を楽しんでくれていて、僕自身も徐々にリラックスして臨めました。

(C)Kiramune Project

アニメージュプラス編集部

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