• 『ななし怪談』制作秘話! アニメと朗読劇の展開の楽しみ方!
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2022.08.05

『ななし怪談』制作秘話! アニメと朗読劇の展開の楽しみ方!

(C)2022 ななし怪談

8月8日(月)より『おはスタ』内で放送される『ななし怪談』。メインキャラクターのビジュアルや声優が発表になった。同時に公開されたPVを見ると、絵はあまり動かず、ボイスコミックのような映像。実は制作に学生がかかわっているという話を聞き、いったいどのような作品なのか、『おはスタ』のプロデューサー・村椿拓郎さんと、東京アニメーションカレッジ専門学校の学校長・田中道信さんに話をうかがった。

【PV第2弾】


夏に怪談は定番だが、『おはスタ』で放送することになった経緯を村椿さんに聞いた。

「アニメ―ションカレッジの学生さんとなにかやりたいというお話があり、キャラクターのイラストや怪談の企画をいただきました。
子どもは怖い話が好きなんです。今までも夏休み期間に、『おはスタ』でホラー系映画の特集をしたり、怖い話の企画をやったこともありました。子ども向けに怪談や怖い話の食い合わせは元々いいと思っています。

ただ、いただいたイラストは大人のキャラクターだったので、そのままでは子どもに共感を得られない。
じゃあまず『おはスタ』でやるなら子ども向けのビジュアルを作りたいと。さらにストーリーも子どもたちに共感してもらいたいので、子どもたちにとっての “怪談” や “あるある” はどんなことだろうと思って、番組の中で募集しました。君たちのアイデアがアニメになるかも! ということで、子どもたちにも楽しんでもらいたいという気持ちもありました。
その中で面白いアイデアの種というか、こんな怖い思いをしたとか、こんなのがいたらいいな、という話がいくつかあったので、それを完全オリジナルの話として、でも応募してくれた子のエッセンスはちゃんと残しつつ、全10話のエピソードの中に盛り込みました。」

メインキャラクターの3人は、子どもバージョンと大人バージョンがある。イラストは学生が手掛けているようだが、どのように進められたのだろうか、田中さんにうかがった。

「学生から企画のアイデアやイラストを募りました。キャラクターを描いてくる学生もいればお話だけ考えてくる学生もいれば、いろいろなパターンで出してもらったんですけれども。やはりうちの学校は、絵を描く学生が多く、ストーリーを考えるところが苦手っていうところもありましたが、その中で、ある程度絵が描ける学生と、ストーリー的に使えそうなエピソードをチョイスしながら企画を進めていきました。

絵的に優秀な学生に声をかけ、絵の制作を頼んだのですが、やっぱり学生なので、力量的にもまだまだな状態からのスタートでした。今回のお取り組みで一緒にやらせていただいている中で、学生たちの意識も変わってきました。学生レベルで上手っていう感じの学生がプロの方々にいろいろな意見をいただいて絵的にどんどんスキルアップしていきました。

メインのキャラクターに関して言うと、梵と茲を描いた学生と、無患子を描いた学生のふたりが中心です。キャラクターデザインですね。1話3分くらいの作品を作っていく中で、やっぱり絵をいっぱい描かないといけないので、そこに対しては結構な人数の学生が関わっています。」


>>>『ななし怪談』場面カットやキャラクター&キャストなどを見る(写真18点)

(C)2022 ななし怪談

アニメージュプラス編集部

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