――MVはどのようなイメージの映像でしょうか? 撮影の裏話がありましたらお聞かせください。堀内 デビューアルバムなどのMVでもお世話になった、鳥畑(恵美莉)監督が今回も参加してくださったのが嬉しかったですね。『オズの魔法使い』をテーマに衣装を揃えていただいたので、私自身もなりきれたというか……世界観に没頭できたなあと思います。
撮影の時は、湖の真ん中に立っているシーンで、監督から「30代後半くらいの子供がいる女性を意識してください」という指示があって(笑)。今までは元気なイメージとか爽やかな感じが多かったので、私としては初挑戦の表現で最初は戸惑いましたけど、湖の真ん中に辿り着くと不思議と心が整理されて……歌詞が持つ、温かさとか包容力が表現できたらいいなあと思って撮影に臨みました。
撮影現場はとっても自然が豊かなところだったのですが、そこに人懐っこい犬がいたので、スタッフさんたちと休憩時間に遊びに行ったりして楽しかったです(笑)。
――MVは、傷ついた旅人を癒すようなイメージですよね。堀内さん自身、元気がない時、テンションを上げたい時などにすることがありましたら教えてください。堀内 私はモノレールに乗ることが好きで、モノレールに乗って一周すると気持ちがスッキリするんです。大きな窓から景色を見ながら走っていくのが、ドライブしている感覚に近いんですよね。海辺も好きなんですけど、ゆりかもめとか東京モノレールなら海も見られるし。モノレールに乗って景色を見ていると、心が整理される感覚があって。解放感もありつつ……ぜひ皆さんにも乗ってほしいです(笑)。
――ジャケットはどんなイメージで制作されましたか? 撮影時の印象に残っている出来事などがありましたらお聞かせください。堀内 ジャケットも、緑がいっぱいの自然豊かなところで撮影しました。『水鏡の世界』というタイトルのように、私が湖の上に立っていてその湖に私自身が写っています。お天気が良くて、私自身もスッキリした気持ちで撮影に臨むことができたので、今までで一番等身大に近い感じで撮れたんじゃないかなと思います。
衣装は水色のワンピースで、落ち着いた清楚な感じ。大人っぽさを意識して選んでみました。
――1stシングルの制作を経験して感じたことや、次にやってみたいことはありますか?堀内 今回はカップリングのほうで、私自身が好きなカントリーっぽいミュージックに挑戦させていただいたので、他にも新たな音楽のジャンルに挑戦してみたいなあというのは強く感じました。
――最後に、1stシングルの発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。堀内 今回のシングルは、私自身が今表現できることを全て詰め込んだ大切な1枚になっています。表題曲の歌詞の中にある「つないだ分だけ近づくよ」という部分が私はすごく好きで、この歌詞のとおり皆さんと一緒に今を過ごしていけたらと。聴いてくださった方が、少しでも前向きになったり笑顔になったりしてもらえたら嬉しく思います。
【関連画像】堀内まり菜さん1stシングル『水鏡の世界』のジャケットなど全て見る(写真4点)