• 『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』こだわりのOP制作秘話
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2022.04.08

『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』こだわりのOP制作秘話

(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険THE ANIMATION PROJECT


「落ちてくるもの」

エンポリオの部屋のピアノにペンが落ちてきて、メロディを奏でる――というのは原作にもあるシーンだが、OPではペン以外にもさまざまなものが落ちてくる。ちなみに、ペン軸の文字は「Felt tip」で、フェルトペンを表している。
「ペンが落ちてきて、ピアノがポロンポロン鳴るという普通の演出を考えていたんですが、総監督の鈴木健一さんが『ここはペンだけじゃなく、過去の部のモチーフまで広げてもいいんじゃないか』と提案してくださいまして。各シリーズに出てきた象徴的なものを探して、落としてみたんです」(水﨑)
そのため、涙目のルカのスコップやDIOが使った標識、エリナの人形からジョセフのウォークマン、さらに露伴の鉛筆まであらゆる物体が時空を超えて落下してくることになった。

「シルエット」

 刑務所内のキャラクターたちは、最初はシルエットで登場し、徐々に姿を現してくる。そこはある程度、ストーリーの展開を意識しているようだ。よく見ると、シルエットにはオレンジと水色があり、さらに何かが描かれているのだが……。
「OPは第2話からつきましたが、グェスはその段階では正体不明だったので、冒頭の監房内ではシルエットにしています。その後の通路のシーンでは姿を見せていますが(笑)。人物のシルエットの色が2種類あるのは、看守側と囚人側で分けているからです。看守側は水色で、手錠や銃など『捕まえる側』のアイテムでデザインを。囚人側はオレンジで、アイテムは鎖や囚人番号など『捕まった側』のものを。配膳係がオレンジなのは、彼女も囚人だからです」(水﨑)

>>>『ストーンオーシャン』OP名場面を見る(写真26点)

(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SO製作委員会

アニメージュプラス編集部

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