• 『恋をするなら二度目が上等』長谷川慎×古屋呂敏が互いを「素敵だ」と思えた撮影現場
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2024.03.19

『恋をするなら二度目が上等』長谷川慎×古屋呂敏が互いを「素敵だ」と思えた撮影現場

右から宮田晃啓役:長谷川 慎(THE RAMPAGE)、岩永崇役:古屋呂敏 撮影/高橋定敬


■感情だけで動ける20代とは違うからこその物語

──お二人が演じられる宮田晃啓と岩永崇は、どんな役どころですか?

長谷川 宮田は雑誌の編集者で年齢は30歳、仕事熱心で真面目な性格。崇と再会したことで高校時代の恋愛を思い出してしまい、仕事にも集中できず、どんどん恋におちていく役柄です。

古屋 岩永崇は32歳で、コラムを書いている准教授になります。普段から飄々とした態度で本音を掴みにくく、常に余裕があって、男性からも女性からも「こんな余裕がある大人の人っていいな」と思えるような人物です。

──本作は<オーバー30男子>の再会ラブストーリーですが、原作や脚本を読まれての感想をお聞かせください。

長谷川 僕は今25歳で、ずっとアーティストとして活動してきて、会社にも勤めたことがなかったので、社会人の大変さを知ることができました。仕事に集中したくても、周りの環境などによって自分がどんどん崩れていってしまうのも、読みながら感じていて。30歳って、20代とはまた違う大変さというか、ドロドロとした感じもある難しい世界なんだなと思いました。

古屋 難しい世界、か(笑)。僕は年相応の役でもあるので、「分かるな」と共感するシーンがたくさんありました。20代前半は相手のことが好きという思いだけで突っ走ることができるけれど、30代になるといろいろな責任や環境があったり、周りの人たちの生活が変わっていく焦りなどがあったりすると思うんです。
感情の後に「でも、こういうことがあるから」と考えてしまう時間が、大人だからこそできてしまう。それによって生まれる歪みがいっぱい詰め込まれているなと感じました。

■役への恋愛アドバイスのはずが……?

──宮田と岩永に対して恋愛のアドバイスをするなら、どんなことを伝えたいですか?

長谷川 宮田はガードが堅すぎるゆえに、誤解されやすいんですよね。アプローチされても、「嫌われているのかな?」と思わせちゃうくらい素っ気ないし、愛情表現がちょっと下手。だからもっと甘えられるところは甘えたらいいと思います。

古屋 崇は恋愛上手と言いますか、僕自身も崇を演じながら「こんなことされたら、自分も沼っちゃうだろうな」と思っちゃうんですよ。崇のほうが上級者なので、僕がアドバイスできることはないですね(笑)。

──長谷川さんから崇、古屋さんから宮田へのアドバイスもお聞かせください。

長谷川 崇は悪気なく、ナチュラルに甘い言葉をサラッと吐いちゃうから、勘違いさせやすそうですよね。

古屋 ちょっと待って、結構ガチアドバイスじゃん?(笑)

長谷川 本編でも「(崇が)恋心を分かっていない」というセリフがあるくらい、相手がキュンっとなることをバンバン言ってくる。だから、「いろいろな人を勘違いさせるよ、気をつけな」とアドバイスします。

古屋 ガチトーンやめようよ~!

長谷川 呂敏さんには言っていないってば(笑)。

古屋 そうか、崇へのアドバイスだもんね。でも、僕もやっぱり崇として聞いちゃうわ(笑)。

長谷川 そういうので結構振り回されているので……(古屋さんを見て)マジで気を付けてください。

古屋 はい、気を付けます。よし、僕のターンだ! (長谷川さんを見て)マジで面倒くさいの、やめな。

長谷川 (笑)宮田はガードが堅いんだよなぁ。

古屋 堅い、堅すぎるよ! 過去に苦い経験をしたから、それを引きずってしまうのも分かるんですよ。でも、少しは窓口をもうちょっと広げてもいいんじゃないかと。それによって生まれる新しい物語や出会いもあるはずですから。それに、彼女の(福田)あこに冷たくない?

長谷川 それもね、崇のせいですよ。

古屋 いやいやいや!

長谷川 彼女との結婚だって考えていたけれど、気持ちが崇のほうに向いちゃっているというか、崇の存在が邪魔しているんですよ。

古屋 それならそれで、あこにプロポーズしようとしちゃダメだよ(笑)。

──話は尽きませんが、最後にドラマの見どころを一言ずつお願いします。

長谷川 一言では言い切れないくらい、魅力が詰まった作品です。宮田と崇の日常的な会話をはじめ、どんどん縮まってく二人の距離感、ときにはそれが離れていくハラハラ感というものを楽しみつつ、この恋にどう決着がつくのかを見守っていただけたらなと思います。

古屋 人が人を思う気持ちの温かさ、その繋がり、そして経験から生まれるこじれみたいなものは、きっと観ている方も必ずどこかで自分に投影できると思います。そうしたものを楽しみながら、この二人の恋の物語を楽しんでいけたらなと思います。

★長谷川慎 ヘアメイク Aki(KIND) スタイリスト 吉田ケイスケ
★古屋呂敏 ヘアメイク mayumi shiraishi スタイリスト 勝見宜人 (Koa Hole inc.)

長谷川慎&古谷呂敏 撮影/高橋定敬

>>>『恋二度』ドキドキの場面カット、長谷川慎&古屋呂敏撮りおろしカットを見る(写真20点)

(C)「恋をするなら二度目が上等」製作委員会・MBS

アニメージュプラス編集部

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