• 【俺だけレベルアップな件】坂 泰斗、中村源太、上田麗奈が語るキャラクター・演技の裏側
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2024.01.20

【俺だけレベルアップな件】坂 泰斗、中村源太、上田麗奈が語るキャラクター・演技の裏側

(C)Solo Leveling Animation Partners


――アフレコの際に意識していたことはありますか。

 旬は序盤、最弱ではありながらも芯の部分に強いものを持っているじゃないですか。なので、弱々しすぎる演技にならないよう気をつけていました。ただ、それに対して「強すぎる」というディレクションをいただきまして……。

――序盤にしては強すぎた、と。

 そうなんですよ。今後さらに強くなっていくことを考えると、このままの演技でいくと力を手に入れた後半の演技に差し支えが出るとお話しいただき、そこから微妙な強さの調整をしていきました。

――では、弱さを出すために実践したことはありますか。

 アフレコではマイクの高さをシーンによって変えていました。序盤はマイクを低くして猫背になって演技し、後半ではマイクを高くして胸を張ってセリフを発していたんですよ。これによって吸い込める空気の量を調整し、演技に強弱をつけました。

――なるほど。上田さん、中村さんはいかがですか?

上田 私も姿勢には気を遣いましたね。雫さんは凜とした雰囲気の女性であると同時に、目上の人と接するシーンが多かったので、背筋をいつもより張って演技するように心がけていました。
同時に今後の演技の方向性に幅を持たせることも意識しました。序盤では雫さんは全ての表情を見せていないんですよ。なので今後の彼女がどんな表情を見せてもいいように、選択肢を持たせておく必要があると考えました。

中村 諸菱くんは愛嬌があるキャラクターなんですが、そこに意識を向けすぎると可愛らしさが際立ちすぎてしまうんです。なので、スタッフの皆さんと落としどころを調整していき、素直さを強調する方向で演技しました。

――本作では、旬が危険なダンジョンに挑む姿も描かれます。いったい何が彼を突き動かしていると思われますか。

 強くなり、弱者として虐げられる状況から脱したいという想いが彼を突き動かしていると思います。もちろん家族のためということもあると思いますが、それは副次的なもの。あくまで彼は自身のエゴのために動いているのではないでしょうか。

上田 今の坂さんの話、私の中でもしっくりきます。彼は自分の中に目的や理想を常に持っていて、そこに向けてひたすらに進んでいくんです。だから、強くなりたいという大きなエゴを抱えることになったのではないかと。

――そんな旬のことを、諸菱くんはどう捉えているのでしょうか。

中村 初対面の時は彼を同類と見ていたはずが、徐々に得体の知れない者への恐怖へと変わっていったのではないでしょうか。ただ、恐怖を感じながらも彼に惹きつけられている部分もあったように思います。

――では最後に、本作の注目ポイントを教えていただければと思います。

中村 映像と音楽の組み合わせに注目してもらいたいです。話を追うごとに、このふたつが血をたぎらせるものへと進化していくので、楽しみにしていてください。僕もみなさんと一緒に、放送を堪能していきたいと思っています!

上田 私が注目してほしいのは、登場するモンスターたちの描写です。その動きにはおぞましさと同時に彼らの思念すら感じられますので、作品の面白さがさらに一段増すのではないかと思います。

 アニメでは原作で描かれなかった各キャラクターのバックボーンも描かれます。原作を読んだ人にも、そうでない人にも楽しめる一作となっていますので、ぜひ毎週観てください!


>>>容赦なき戦闘描写と緊張感に震える!『俺レべ』場面カットを見る(写真25点)

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アニメージュプラス編集部

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