• 【ワンルームエンジェル】上杉柊平、西村拓哉が振り返る「みんなが必死で全力な撮影期間」
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2023.11.03

【ワンルームエンジェル】上杉柊平、西村拓哉が振り返る「みんなが必死で全力な撮影期間」

(C)「ワンルームエンジェル」製作委員会・MBS


【たまたま出たものではなく、全て理由があってそのお芝居になっている】

――今回共演してみて、お互いのお芝居で「ここがすごいな」と思ったところを教えてください。

上杉 目のお芝居が本当にお上手だなと思いました。寄りの画が多かったので、目で細かい表現をしなければならない場面がたくさんあったのですが、目の動きだけで気持ちが伝わってくるのはすごいなと思いました。

あとは、ちょっとしたコメディパートがあるのですが、その時の間の取り方なんかは「さすが『Lil かんさい』だな」と(笑)。

西村 芸人ですから(笑)。

上杉 芸人だね、本当に(笑)。あれは、これまでいろいろなことをされてきて、場数を踏んでいる人の間の取り方でしたね。

――では、西村さんが上杉さんの演技で「すごいな」と思ったところは?

西村 声の使い方ですね。声のトーンを使い分けて、繊細な表現をされていたのが印象的でした。たとえば、強く言うべき台詞も、声量でコントロールするのではなく、気持ちの入れ具合で強弱を調整されていて。しかも、それがたまたま出たものではなく、全て理由があってそのお芝居になっているのだと感じました。僕はそういうことが器用にできるタイプではないので、かっこいいなと思いました。

【撮影は常に環境との勝負!】

――撮影で一番印象に残っていることを教えてください。

西村 実際に8畳くらいのワンルームで撮影していたのですが、そこにスタッフさんたちが十数人といて、部屋の中がサウナのように暑かったことが一番印象に残っています。

上杉 間違いない(笑)。毎日あの部屋に12時間くらい居たもんね。

西村 外に出たほうが涼しく感じるくらい、蒸し暑くて仕方がなかったです。そんな環境の中で、みんなが必死で全力でした。

上杉 人数が少なく時間もない中で、全員が本気でいいものを作ろうとしている姿は印象的でした。どの現場でもそうだと思うのですが、この規模感だからこそ感じられたことも大きく、改めて「作品を作るってこういうことだよね」と再認識できた現場でした。その空気感は映像を通しても感じられると思います。

【ドラマなりの二人の関係性が作れた】

――改めて、幸紀と天使の関係性はどのようなものだと思いますか。

西村 捉え方は人それぞれなので、ここであえて答えたくないと言いますか。僕らがこの関係性に名前を付けることで、視聴者の方もその言葉が頭に残った状態で観ることになると思うので……。

上杉 皆さんが観終わったあと、どう思ったのかが全てだと思います。僕も原作を読んだあとにレビューを見てみたのですが、そこに書かれていた作品のキャッチフレーズを見て「僕が感じ取ったものと違う」と思ったんです。

生きる活力がある人とない人で感じることも全然違うだろうし、天使サイドで見るのか幸紀サイドで見るのかでも変わってくると思います。この関係性に名前は付けづらいです。

西村 それに原作とドラマでも感じ方は違うと思います。僕たちの目線や呼吸、台詞の言い方で印象が変わるシーンもたくさんあると思うので、ドラマなりの『ワンルームエンジェル』の関係性ができたかなと思っています。

>>>二人の関係性が尊い……! ドラマの場面カットを見る!(写真8点)

寺林 沙樹

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