• 神谷浩史の最新シングル『ワヲ!』は来たるソロライブツアーの着火点
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2023.08.09

神谷浩史の最新シングル『ワヲ!』は来たるソロライブツアーの着火点

8月23日に最新シングル『ワヲ!』をリリースする神谷浩史さん(C)Kiramune Project

神谷浩史さんが、約2年半ぶりとなる最新シングル『ワヲ!』を8月23日にリリース! 8月から予定されている自身最大規模となるライブツアーを意識して制作したという表題曲をはじめ、一度聴いたらその世界観に引き込まれてしまうようなキャッチーな楽曲揃いの今回のシングルについて、神谷さんに制作秘話などを語っていただきました。

──今作の制作にあたって、スタッフさんとはどのようなディスカッションを重ねてテーマやコンセプト、収録曲を詰めていかれたのでしょうか?

神谷 じつは前回のフルアルバム『appside』を作らせていただいた時、すでに「次はシングルにしましょう」という話がぼんやりと決まっていて。表題曲についても「作詞家の只野菜摘さんに作っていただきたい」ということは考えていました。
今まで只野さんに作っていただいた楽曲は、どれも印象深く皆さんの心にも残るものばかりだったのですが、不思議なことになぜか今まで表題曲を手掛けてもらったことがなかったんですよ。あえて外していたとかではなく、単純にチャンスがなかっただけだったのですが、今回ようやく表題曲の作詞の依頼をさせていただくことができました。

──只野さんとは、歌詞の方向性について打ち合わせなどされたのでしょうか?

神谷 何もしていないんです。ずっと一緒にお仕事をしてきたこともあって僕のことをとてもよく理解してくださっていますし、エンタメについても理解の深い方なので僕は全幅の信頼を置いているんです。
以前「只野さんの歌詞って、すごく憶えやすいんですよね」ってご本人に言ったことがあるのですが、その時に只野さんは「私の歌詞は日記みたいですからね」って答えてくださったことがあって。
それで、只野さんの歌詞は伝えたいことや出来事を洗練された文章で書いた日記のように、言葉が素直に入ってくる印象があるんです。そんなこともあって、只野さんの作詞曲はいつも気負わずに歌わせてもらっています。

──表題曲の楽曲についてはどのようにして選んだのでしょうか?

神谷 僕自身、もうはじけるような曲を歌う年齢でもないなと思いつつ(笑)、表題曲は声出し解禁になる8月からのソロライブツアーを意識して、ツアーの中心になるような曲にしたいと考えていたところ、何曲かあった候補曲の中で渡辺拓也さんが作ってくれたこの曲にすごい力を感じたので選びました。
5月に開催された『キラフェス2023』の、まさに本番まっただ中の控え室で決めさせてもらったんですけど、只野先生も『キラフェス』を見に来てくださっていまして、久しぶりに声出し可能になったライブの雰囲気を感じた上で歌詞を書いてくださったようです。

──レコーディングの時はどのようなことを意識して歌われましたか?

神谷 僕の場合、まず1回、キー合わせのための「プリプロ(プリプロダクション=事前に簡易的なレコーディングを行うこと)」という作業をやってから、その後に本番のレコーディングをするという手順でやっているので、通常のレコーディングより一手間多かったりするんです。
今回はそのプリプロの時に「半音下げましょうか」という提案があったのですが、この曲の勢いまで下げないようにキーはそのままのほうがいい、ということになり、原曲のキーで本番収録になりました。

実際にレコーディングしてみたところ、この曲のパワーみたいなものを表現するのが結構大変で……譜面通りに綺麗に歌うだけだと全然ノッてない感じになってしまうということが判明したんです。
ディレクターさんからは「もうちょっと頑張って歌ってください」みたいなことを言われて「なんだよ、そのぼんやりしたダメ出しは」と思ったりもしたのですが(笑)、何度もテイクを重ねていくうちになんとか曲を掴んでいくことができました。これだけ勢いのある曲を歌うのって、すごく疲れるんだなということを実感しました。

(C)Kiramune Project

アニメージュプラス編集部

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