アニメ『BASTARD!! ―暗黒の破壊神―』の第2期「地獄の鎮魂歌編」が、Netflixにて7月31日(月)より全世界配信スタート。原作でも屈指の人気を誇る本エピソードでは、ダーク・シュナイダーとカル=スによる宿命の戦いが描かれていく。
ダーク・シュナイダーを演じる谷山紀章さん、そしてカル=スを演じる小野賢章さんに、二人が繰り広げる壮絶な戦いの見どころやアフレコの裏話を伺った。
【収録でようやく会えた時は感動した】――谷山さんから見て、小野さん演じるカル=スはいかがでしたか。谷山 「カル役はやっぱり賢章君だな!」と思うくらいハマっていました。僕、本作のキャスティングに関しては、客観的に見ても「素晴らしいな」と感じていて。それくらい皆さん本当にピッタリなんですよ。
本当はカルのような役をやりたい声優人生でしたが(笑)、賢章君が演じるカルを見て「僕にはできない役だな」と思いましたね。「僕はダーク・シュナイダーなんだ」と改めて気付かされました。
――では小野さんから見た、谷山さん演じるダーク・シュナイダーの印象は?小野 本当にすごいですよ。先ほど紀章さんが「カル=スはできない」とおっしゃっていましたが、僕もダーク・シュナイダーはできないです。こんなにハチャメチャで突き抜けたキャラクターを演じられる紀章さんは、やっぱりすごいですし、羨ましいなと思います。
――アフレコはお二人一緒にできたのでしょうか?谷山 わりと一緒だったよね?
小野 はい。第1期ではダーク・シュナイダーとの絡みがなく、ご一緒することがなかったので、第2期の収録でようやく会えた時は感動しました。作中でも、カルはずっとダーク・シュナイダーに会えていない状態だったので、同じ状況で収録できたのは良かったなと思います。
――小野さんは第2期ではさらに活躍が増えましたが、苦労されたことはありましたか。小野 第1期では「待っていろ、ダーク・シュナイダー」とだけ言って終わる……みたいなシーンが多かったので、今回はキャラクターを掴むところから始めました。その中で、カル=スの持つ “強キャラ感” をどうやって出していこうか、という点はかなり悩んだポイントでした。
――なるほど。では、ダーク・シュナイダーとカル=スの直接対決のシーンで特に印象に残っているところは?小野 二人のシーンってなると、やっぱり最後のところですよね。
谷山 そうだね。
小野 あと、魔法の詠唱をするシーンは楽しかったです。お互いに詠唱がすごく長いのですが、それを見ているアビゲイルが「早く唱え終わったほうの勝ちだ!」って解説をしているんです(笑)。
谷山 「結局そこなの!?」っていうね(笑)。あのシーンは本当に面白かった。
小野 ただ、当の本人たちは本気でやっているので、ギャグにならないように収録の時は気を付けました。あのシーンは印象に残っていますね。