■FINALシーズンは映像の「色味」にも注目を!――LIOさんは幼い頃に『ウルトラマン』を観る機会などはあったりしましたか?LIO 実は私の父が直撃世代なので、子供の頃に昭和のシリーズの何作かは観たことがあります。父が子供の頃に兄弟とウルトラマンごっこをしていたらアイロン台をひっくり返してしまって、おばあちゃんにめちゃくちゃ怒られたという話を聞いて、幼心に「ウルトラマンごっこは危ない」と覚えました(笑)。
MIYAVIさんがおっしゃったように、『ULTRAMAN』は自分の親世代が憧れていたヒーロー=早田進から、その息子である早田進次郎にたすきが渡されるドラマが描かれています。父親が好きだった『ウルトラマン』の系譜にある新シリーズで、自分がオープニング主題歌を担当させていただいたことは本当に感慨深いです。
――FINALシーズンでは佐山レナがキーパーソンとなりますが、その辺りの展開はいかがでしたか。LIO レナちゃんは、チョーカーで変身するというところがキュートでいいですよね! 近年では世界的にも女性に脚光が当たる時代ですから、こういうヒーロードラマで女性であるレナちゃんが活躍するのは、私も同性として憧れますね。
私自身もNOILIONの紅一点として、男性アーティストとも対等に渡り合いながら『ULTRAMAN』という作品に華を添えられたら、と思いながら歌わせていただきました。
――FINALシーズン本編で、特に注目してほしいシーンはありますか。LIO FINALシーズンはCGならではの描写がさらにパワーアップしていて驚きました。バトルシーンや空を飛ぶ一人称視点の映像は、観ていて本当に画面に吸い込まれるような迫力です。あと今回は映像の “色味” です。特に青がすごく鮮やかで、海でテストスーツを試すシーンは、水面の色や表現が本当にリアルで美しいです。光の当て方や陰の動き方とか、細かいディテールに是非注目してほしいです。
それにドラマの展開も進次郎くんにある疑いがかけられて、それが本当なのかどうなのか、という謎解き的な要素もあって、思わず一気見してしまいました。渋谷をモデルにした「淡谷」っていう街が舞台になっていたのも面白かったですし……。
MIYAVI そうそう。みんなが知っているような場所でウルトラマンが活躍しているのが、新鮮で面白い。そういう言葉遊びみたいなことで言うと、アダドっていう宇宙人の名前は、ウルトラマンに出て来る「ダダ(DADA)」を逆さから読んで名付けているらしい(笑)。そういった、これまでのシリーズへのオマージュやリスペクトを感じるこだわりも、昔から知っている人たちからこの作品で初めて会う人たちまで、世代を超えてこの作品を楽しめるポイントになっていると思うな。
>>>【NOILION×MIYAVI】インタビュー後編へ続くアニメ『ULTRAMAN』FINALシーズン OP主題歌「RAYS」NOILION×MIYAVI
Lantis
>>>「RAYS」配信先URL>>>LIOさん&MIYAVIさん撮りおろしPHOTO、FINALシーズンの名場面をチェック!(写真17点)(C)円谷プロ (C)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (C)ULTRAMAN製作委員会3