• NOILION×MIYAVIがリスペクトする『ULTRAMAN』の世代を超えた魅力
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2023.06.23

NOILION×MIYAVIがリスペクトする『ULTRAMAN』の世代を超えた魅力

奇跡のコラボレーションを果たしたNOILIONのボーカル・LIO、ULTRAMAN、MIYAVI 撮影/大山雅夫 (C)円谷プロ (C)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (C)ULTRAMAN製作委員会3

2019年からNetflixで配信され世界中で高い人気を獲得している『ULTRAMAN』が、ついにFINALシーズンを迎えた。オープニング主題歌「RAYS」では、シーズン2オープニング主題歌「3」を手がけたNOILIONとサムライ・ギタリストMIYAVIという2大アーティストの豪華タッグが実現。ドラマチックな展開から希望に満ちたサビメロ、そしてMIYAVIの切り込むようなギターとスリリングなラップが多くのファンを興奮の渦へと叩き込んだ。

シングル「RAYS」配信を記念して、NOILIONのボーカル・LIOとMIYAVIへのロングインタビューが実現。前編となる今回は、ウルトラマンシリーズへの思い、またFINALシーズンの見どころについて語っていただいた。

■こんなヒーローが日本にいることがすごく誇らしい!

――MIYAVIさんは、『ULTRAMAN』についてどんな印象をお持ちですか?

MIYAVI 僕は元々この作品の企画をされている人と仲良くさせてもらっていて、実は早い段階からアニメ化を計画しているという話を何となく聞いていたんです。ウルトラマン自体は日本の代表的な特撮ヒーローとして世界的に知られているけれど、こうやってNetflixを通じてもう一度世界に向けて勝負しに行くというので、すごくワクワクしましたね。
自分がその主題歌に関わらせていただけると言うのは、日本人アーティストとして光栄なことですし、特にLIOちゃんのボーカルを初めて聴いた時はそのパワーに圧倒されたし、是非一緒にやってみたいと思いました。

――LIOさんのボーカルは、「RAYS」の肝と言えるんじゃないでしょうか。

MIYAVI 本当にそうですね。曲名のとおりレーザー光線のようにキラッと光る彼女の歌声を聴いた時は、単純にすごくいいなと思ったし、彼女のように良いボーカリストと一緒に楽曲制作ができることはギタリスト冥利に尽きます。

LIO ありがとうございます! 本当に私はMIYAVIさんの“カッコいい”という一言では表現しきれないプレイに感動したし、スラッピングギターと畳み掛けるようなラップに、すごく背中を押してもらいました。
一回リハをさせてもらったんですけれど、MIYAVIさんの演奏を目の前にすると、それに感化されてどんどん歌が気持ち良くなっていくんですよね。そうやってMIYAVIさんの背中を追いかけながら、この楽曲を通して自分自身も大きく成長できたんじゃないかって感じます。

MIYAVI 嬉しいな。

――NOILIONが『ULTRAMAN』の主題歌を担当するのは2回目となりますが、その辺りのお気持ちはいかがですか。

LIO 一年半前にシーズン2のオープニング主題歌を担当させていただくお話を聞いて、「え! あのULTRAMANですか!?」と、度肝を抜かれたことを覚えています(笑)。その上で、今回また「FINALシーズンもお願いします」とお話を戴けたのは本当に光栄です。

スパイダーマンやアイアンマンなど、いろんなヒーロー作品が続々と出て来る中で、不動の人気を確立している“ウルトラマンファミリー”の一員として自分たちが迎え入れてもらえたんだと思うと、すごく幸せな気持ちになりました。

MIYAVI 知ってた? 元々アイアンマンのコミックは、初代ウルトラマンと同時期に生まれたらしくって。確かアイアンマンが63年、ウルトラマンが66年だったかな? それって偶然なのかもしれないけれど、考えてみるとすごいことだよね。誕生から今まで世界を熱狂させ続ける、そんなヒーローが日本にいることがすごく誇らしいと思う。

LIO そうなんですね、すごいです!

■ウルトラセブンを参考にしてモヒカンに

MIYAVI 昔からウルトラマンを知り、愛している人の中には、もしかしたらULTRAMANが人間と同じサイズだったり、それぞれ等身大の人間としての葛藤を抱えもがきながら戦っていることに関して、思うところがある人もいるかもしれない。僕も、そう来たかと思いながら見てた部分はありましたが、ちゃんと観ればいろんなところにオマージュが隠されていたり、これまでのシリーズの魅力をしっかり継承しつつ、かつそれを次の世代に伝えていこうという意思を感じました。

何より制作で接していて、チームのULTRAMAN愛とリスペクトが半端ないな、と。今の若い世代にとっても、自分たちと同じ悩みを持った等身大のヒーロー像がすごく親近感を持ってもらえるんじゃないかな。

――そうですよね、継承という意味で言うと、今回アラシ隊員が出て来た時には感激しました!

MIYAVI そうでしょ? ウルトラ兄弟側だけでなく、バルタン星人やゼットンも出て来るじゃないですか。こういうのがドラスティックに大胆にできるのは、円谷プロダクションのチーム自体がしっかり関わっていることが大きいのかなと思いました。

――ちなみに、MIYAVIさんのお好きなウルトラマンは?

MIYAVI やっぱり『ウルトラセブン』ですね。僕が惹かれる漫画やアニメって、そこに何らかの「哲学」があって、それを含めて格好いいかリスペクトできるか。『セブン』にも彼ならではの相手の宇宙人の立場を理解しようとする姿勢や、哲学的な要素やヒューマニズムを強く感じますね。
あとヒーローなのに(頭が)モヒカンっていうのがいいよね。僕も自分のヘアスタイルをモヒカンにしたことがあって、決めるのに参考にしたことがあります。あと、スペシウム光線の次に有名な必殺技といえばアイスラッガーじゃないですか。よく昔、真似してたのを覚えています。

(C)円谷プロ (C)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (C)ULTRAMAN製作委員会3

アニメージュプラス編集部

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