岡本信彦がキャッチー全開のダンスナンバー3曲で魅せる最新シングル

──豪華盤Bに付くBDには『Fondant』のMVが収録されています。ここで早速ダンスを披露されていますね。

岡本　前回、『愛憎カタルシス』（2ndアルバム『十bilation』収録）で撮ったMVは、イメージシーンが多かったので、今回の打ち合わせでは「ダンスができたら嬉しいです」とお話ししたところ、監督さんが意図を汲んでくださいまして、映像の9割がダンスになりました。
撮影のためにダンサーさんを4人も呼んでいただいて……人数によってフォーメーションの見え方も違うし、映像的にも豪華に見えるのでとてもありがたかったですね。

ダンサーの皆さんとは今回が初めましてだったんですけれど、本来なら続けて何曲も踊らないような激しい振りのダンスを、撮影のために何回も僕と一緒に汗だくになりながら踊ってくれて……最後は5人の一体感みたいなものが生まれた気がしましたし、とてもいい映像になったなと感じています。

──撮影時の裏話などあればお聞かせください。

岡本　最終的に6時間、踊りました。とくに大変だったのは、「フロア」という膝を付く振り付けがあるんですけど、練習はカーペットの上だったのが本番は大理石だったのでメチャクチャ痛くて……「これをあと6回通します」と言われた瞬間、「（クッション代わりの）タオルください！」とお願いしました（笑）。
一階で踊る僕らを二階から撮っているシーンは、雰囲気があってとくにお気に入りです。マジで何回も踊って完成した映像なので、楽しんでもらえると嬉しいです。

──ジャケット写真についても撮影裏話がありましたらお聞かせください。

岡本　スタイリストさんには「ちょっとヒラヒラしたイメージで、セクシーな感じの衣装がいい」と、どこかエキゾチックな曲のイメージをそのまま伝えて、曲と同じ方向性で衣装も用意していただきました。
MVではその衣装を着ていて、そこにジャケットを羽織ったバージョンをジャケット写真のほうでは着ています。今まで中二感というかファンタジー感のあるジャケットが多かったのですが、今回はちゃんと現実世界に戻ってきた感じですね（笑）。
実はMVもジャケット写真も結婚式場で撮影していて、室内で撮ったMVと違ってジャケットの撮影は教会の中だけでなく外での写真も多かったので、爽やかな空気を感じてもらえるんじゃないかと思います。

──髪の色も今までと違っていて、今作の大人っぽい雰囲気にマッチしていますよね。

岡本　照明の関係もあって、全体的に色合いはモノトーンのほうが綺麗に見えるかなと思ったんですよね。なので、衣装だけでなく髪の毛も頑張ってブリーチしてみました。髪がごっそり抜けちゃうんじゃないかと心配するほど地肌が痛かったんですが（笑）、一回色を抜いて白っぽくしたくて。髪色にも注目してもらえたらと思います。

──最後にファンへメッセージをお願いします。

岡本　5月の「キラフェス 2023」に来ていただいた方は『Fondant』と『Hot Boat』の2曲を聴いていただいたと思うのですが、ダンスパフォーマンス無しで聴くとまた違った良さみたいなものが多分感じてもらえると思います。
『Fondant』では「Kiss me」の一番と二番の表現の差、『Hot Boat』には僕が遊び心で録った後ろのガヤ、『Fun Fantasy』では懐かしさのあるキラキラ感など、皆さんにとって「こういうの、待ってた！」という内容になっているといいなと。
いつもより周りの皆さんにお薦めしやすい一枚に仕上がっていると思いますので（笑）、ぜひ皆さんにいっぱい聴いてもらって周囲の人とも共有してもらえたら嬉しいです。

＞＞＞岡本信彦さんの6thシングル『Fondant』ジャケットなどを見る（写真4点）

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