• 【松本零士さんお別れの会】作品世界に寄り添う感動のお見送りを振り返る
  • 【松本零士さんお別れの会】作品世界に寄り添う感動のお見送りを振り返る
2023.06.05

【松本零士さんお別れの会】作品世界に寄り添う感動のお見送りを振り返る

会場外に設置されたフォトスポットには、松本さんの名キャラクターたちが大集合 (C)松本零士/零時社


【名曲の生演奏】
会場内では、松本さんを送るための生演奏も行われた。
宇宙に向かって明るく元気に旅立っていく様子をイメージし、参列者にも少しでも前向きな気持ちで松本さんを送ってほしいという願いが込められたサックスの四重奏とピアノの生演奏だった。
演奏曲は以下の5曲。

・劇場版『銀河鉄道999』主題歌「銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)」
・劇場版『さよなら銀河鉄道999』主題歌「SAYONARA」
・TVアニメ『銀河鉄道999』主題歌「銀河鉄道999」
・TVアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』主題歌「キャプテンハーロック」
・『宇宙戦艦ヤマト』主題歌「宇宙戦艦ヤマト」

【松本さんの愛用品展示/車窓コーナー】

会場の外にも、お別れの会に参列した思い出がいつまでも残るようなコーナーが用意されていた。
まずは松本さんが実際に着用していたトレードマークの帽子や眼鏡、また仕事に使われたペン軸、絵の具類などの貴重アイテムの展示。仕事場のムードをそのまま凝縮したような佇まいに、見る者は松本さんが最後まで現役の漫画家であったということを改めて感じることができた。

また、その横には鉄郎とメーテルが座っていた999号車窓を再現したフォトスポットも組まれていた。古い客車を模した車窓の外にはエメラルダス号も描かれており、ここでもノスタルジーとSFロマンにあふれた『銀河鉄道999』の世界の魅力を感じられたはずだ。
なお会場入口時には鉄郎が持っていた地球=アンドロメダ間を無期限で結ぶ999号のパスを模したメッセージカードが配布されており、参列者はそれぞれ松本さんとのお別れの言葉をそれにしたためて、ここで渡すことができた。


【ポストカード】
すべての参列者には、返礼品としてオリジナルポストカードが配られた。
「遠く時の輪の接する処で」――またいつか出会える時が来る、という思いが込められたメッセージと共に掲載されたイラストは、まるでメーテルや鉄郎、ハーロックたち松本零士作品のキャラクターが新しい物語を紡いでくれる松本さんの帰りを待っているかのようにも見え、胸に迫るものがあった。

(C)松本零士/零時社

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事