ここからは声優紅白ならではの企画コーナーをお届け。まずは、様々な世代を代表するアニメ作品と楽曲の歴史を体感出来るスペシャル企画「周年アニメソング」だ。
まず15周年作品として福原香織さんが「私の声優人生において欠かせない作品」と振り返る『らき☆すた』のOPテーマ「もってけ!せーらーふく」。OP映像を映したスクリーンをバックに、ハイテンションに熱唱する福原さんに会場は大盛り上がり。
続いて中島愛さんが歌うのは、こちらも今年で15周年を迎える『マクロスF』の劇中歌「星間飛行」。コロナ禍で出来なかった「キラッ☆」コールを久しぶりに観客と決めた中島さんは嬉しそうな笑顔を見せた。
可愛いコスチューム姿で登場した吉武千颯さんは、20周年を迎えた『プリキュア』シリーズから『ひろがるスカイ!プリキュア』の前期EDテーマ『ヒロガリズム』で、元気いっぱいな歌声とダンスで会場を盛り上げた。
続く35周年作品は『機動警察パトレイバー』。主人公・泉野明役を演じた冨永みーなさんが、仁藤優子さんのOPテーマ「そのままの君でいて」をダンサー二人と共に力強くポジティブにカバー歌唱。
さらに今年40周年を迎える『魔法の天使クリィミーマミ』森沢優役で多くのファンを魅了した太田貴子さんが「デリケートに好きして」を歌うと、会場からは大きな声援が。
冨永さんと太田さんは揃って「魔法少女」シリーズでヒロイン役を務めたことから、当時ステージで顔を合わせることが多かったそうで、久しぶりの共演に大はしゃぎ。「35周年、40周年って言われると、すごく重みが増します」(太田さん)、「周年を数えていただけるというのは作品が愛されている証拠。OVA、TVシリーズ、映画と変化していけたのはファンの皆さんのおかげだと思っています」(冨永さん)と、感謝の思いを伝えた。
企画コーナー第2弾は、國府田マリ子さん、檜山修之さん、土屋神葉さん、永塚拓馬さん、保志総一朗さんの5人がこのステージだけで披露した「特別ユニット企画」。
檜山さんが人気キャラ・飛影役を演じた『幽☆遊☆白書』のEDテーマ「アンバランスなKissをして」や、國府田さんがヒロイン・小石川光希役を演じた『ママレード・ボーイ』のOPテーマ「笑顔で会いたい」、『新世紀エヴァンゲリオン』のOPテーマ「残酷な天使のテーゼ」をメドレー形式で歌い上げていく。
國府田さんの命名で、今回のユニット名は「キング&プリンセス」に決定。「一回切りじゃなく、またタイミングが合ったらキング&プリンセスでやりましょう」という土屋さんの言葉に、会場は大きな拍手で応えた。