上弦のやり取りが話題！『鬼滅の刃』ならではの“鬼”の魅力に迫る！

絶賛公開中の『ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は、黒死牟、童磨、半天狗、玉壺……と、個性溢れる鬼のやり取りが話題になっている。『鬼滅の刃』ならではの“鬼”の魅力について紹介しよう。

アニメ『鬼滅の刃』は、集英社ジャンプ コミックス1巻～23巻で累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴による漫画作品が原作。アニメーション制作はufotable。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子※を人間に戻すため、《鬼殺隊》へ入隊するところから始まる本作は、2019年4月より『テレビアニメ『鬼滅の刃』竈門炭治郎 立志編』の放送を開始、2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃 無限列車編』を公開。『劇場版『鬼滅の刃』無限列車編』は、幅広い世代に人気を呼び、多くの人に愛される作品となった。そして2021年から2022年にかけて、『テレビアニメ『鬼滅の刃』 無限列車編』『テレビアニメ『鬼滅の刃』遊郭編』を放送・配信。「遊郭編」を終え熱冷めやらぬ中、「遊郭編」から「刀鍛冶の里編」へと繋がる新たな挑戦として、『ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が絶賛公開中だ。

本作では、上弦の鬼が初集結し新たに解禁となった声優陣や、アニメで描かれた上弦の鬼たちに大きな注目が集まっている。何度も映画館に足を運ぶ人も多く、「童磨と猗窩座のやり取り、黒死牟の存在感、全てが最高だった！」「声優さんが豪華すぎた！」など注目が集まっている。『鬼滅の刃』では、鬼を倒す鬼殺隊の炭治郎たちだけにスポットライトがあたるのではなく、彼らに対峙する鬼も見どころのひとつ。かつて人間だった彼らは夢を抱いたり、家族、兄妹との悲しい過去を持っていたりと壮絶な物語を抱えている鬼たちが登場する。

例えば、《竈門炭治郎立志編》で登場した、体に埋め込まれた鼓を打つことで屋敷の部屋を回転させ攻撃する響凱はかつて文筆家だったがその才能を認められず悲しみを抱いたまま鬼になってしまったり、下弦の伍・累は生まれつき体が弱かったが鬼舞辻無慘に鬼に変えられたことをきっかけに、家族をも殺めてしまう……それ以来、累はすべての人間を自分の支配下におく歪んだ家族の形を求めるように。さらに人に楽しい夢をみさせたあとに残酷な夢をみさせて喜ぶ“サイコパス”な下弦の壱・魘夢、さらに兄妹で残酷な過去を持ちながらも二人三脚で歩んできた堕姫と妓夫太郎まで、ひとえに“鬼”とはいえ、その個性や過去、キャラクターは人間と同じように様々で観客を虜にさせる魅力を持ち、その鬼たちの個性も『鬼滅の刃』にしかない魅力だ。

そんな鬼の中でも遥かにレベルの高い強さを持つ上弦の鬼たちが最新作でついに集結。本作で登場した鬼には、あまり話さないものの威厳を放ち、一言で他の鬼をすべて黙らせる黒死牟や、打って変わっておしゃべりな童磨、怯えてばかりの半天狗や奇妙なビジュアルな玉壺、そして童磨とバチバチな関係を持つ猗窩座まで個性溢れるキャラクターが集合。一人一人が全く違うキャラクターを持つ上弦の鬼たちが一挙集まると異様な空気を放ち、鬼舞辻無慘の登場でより緊張感が張り詰める。さらに上弦の壱・黒死牟役の置鮎龍太郎、上弦の弍・童磨役の宮野真守、上弦の肆・半天狗役の古川登志夫、上弦の伍・玉壺役の鳥海浩輔まで、新たに加わった声優陣の声もあいまって、その奇妙さと威厳が見事に表現されている。2月25日からは各劇場でさらなる映像体験を楽しめるMX4D、4DX、ドルビーシネマ版もスタートしているので、上弦の鬼たちを何度でも違う形態で堪能することができる。

※禰豆子の「禰」は「ネ＋爾」が正しい表記。
（C）吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable