• レビュー「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」は【体感】だ
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2023.02.10

レビュー「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」は【体感】だ

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

2月3日(金)、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が公開された。《遊郭編》のクライマックスである第十話、第十一話、そして新たに4月から放送される《刀鍛冶の里編》の第一話が世界初公開となる。

劇場上映される映像は、映画館のスクリーンに合わせて4Kアップコンバートされたもので、音楽も劇場の環境に合わせて作られている。

テレビ放送・配信された《遊郭編》を、実際に映画館で鑑賞すると「観る」ではなく「体感」という言葉が一番近かった。

戦闘シーンが激しい《遊郭編》第十話、第十一話では、はじめから映画館で上映できるように作ったのでは? と感じさせる映像の美しさと大音響の音楽がスピード感と臨場感となって目と耳を刺激する。そこにド派手な光のエフェクトと肌に響く効果音が最高の状態で身体に伝わってくる。

『鬼滅の刃』のストーリーは、テレビやスマホで観ても十分楽しめるが、この体感は映画館ならではの楽しみ方だ。

また「鬼」に焦点をあて制作された全20ページの特別冊子「上弦集結本」が入場者特典として、全国合計200万名限定で配布される。ぜひ早めに映画館へ足を運び獲得してほしい。

『鬼滅の刃』や上映内容についても紹介しよう。

アニメ『鬼滅の刃』は、シリーズ累計発行部1億5000万部を突破した漫画が原作。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため《鬼殺隊》へ入隊することから始まる本作は、2019年4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送を開始。2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開、2021年から2022年にかけて、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』が放送・配信された。
そして、炭治郎たちの新たな物語を描く『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』が2023年4月より全国フジテレビ系にて放送を控えている。

今回公開された本作の冒頭では、主人公・竈門炭治郎のこれまでの物語をLiSAの『紅蓮華』『明け星』とともに振り返る特別映像<スペシャルアバン>が上映される。素晴らしい主題歌と共に流れる映像で、物語を振り返りながら気分を高めてくれる。

そして、《遊郭編》がスタートすると、Aimerが歌うオープニング主題歌『残響散歌』が映画のために作られたような迫力の映像と共に流れる。第十話、第十一話では、上弦の鬼との激しい戦いと胸を震わす兄妹愛が描かれる。

《遊郭編》の戦いの後には、新たな任務地での霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃との出会いや無限城に集められた上弦の鬼の姿を描いた《刀鍛冶の里編》第一話が世界初公開となる。見どころのひとつは、先日新キャストが解禁された上弦の鬼の集結シーンだ。毎回主題歌も素晴らしい『鬼滅の刃』、MAN WITH A MISSION×miletによる新オープニング主題歌『絆ノ奇跡』を映画館で体感しよう。



(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

櫻井靖之

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