▲<金の国>第1王女・レオポルディーネ
▲レオポルディーネ 表情ラフ
▲遊牧民のイケメン俳優にしてレオポルディーネの愛人・サラディーン お茶会時の衣裳設定
▲サラディーン 表情ラフ
『カードキャプターさくら』『ギャラクシーエンジェル』『NANA』などの監督を手がけてきた浅香守生は、渡邉監督たっての希望で本作の絵コンテ/演出を担当。
「絵コンテを描きながら、どのくらいカットに力があるかを観ながら描いて進めていって、後でセリフを読みながら足りない部分や強すぎる部分のバランスを大体で考えていますね。ここでキャラクターがどれくらい感情を動かして、どういう芝居をするかをイメージしながら…」と、演出のアプローチを語る浅香に本作の作業で印象に残ったことを訊ねたところ、意外な答えが返ってきた。
「ギャグシーンのさじ加減が難しく、監督にも修正していただきつつ探りながら演出していましたね。コミカルなシーンをどのくらい掘り下げるか、どのくらい原作に忠実に描くかは悩みました。例えばナランバヤルのお父さんのメガネが割れるシーンで、原作そのまま最初から絵コンテに描いていたら、『これ、無しにしましょう』って(渡邉監督に)言われて(笑)」(浅香)
原作に最大のリスペクトを捧げつつ、単なるコピーにはしない。『金の国 水の国』最良のアニメ化を目指す、スタッフのこだわりが感じられるエピソードだ。
>>>独占先行解禁!『金の国 水の国』キャラクター設定&場面カットを見る(写真24点)(C)岩本ナオ/小学館 (C)2023「金の国 水の国」製作委員会