• 宮野真守、多田俊介監督が登壇!『銀英伝』4thシーズン第三章上映会レポ
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2022.12.15

宮野真守、多田俊介監督が登壇!『銀英伝』4thシーズン第三章上映会レポ

(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会


ラインハルトに向けて、兵士たちが「ジーク・カイザー」と叫ぶシーンは、『銀英伝』の長い物語の中でも代表的な名シーンの一つ。「第三章の中の印象的なシーンやエピソードは?」という質問の中でも話題に挙がった。

多田 ラインハルトが『ジーク・カイザー』と叫んでいる兵士達に対して、まんざらでもない感じで手を上げるんですよ。もうその気なんだなって感じで。

宮野 あそこの表情も良いんですよね。もう前向きな気持ちではあるんですよ。あのときにラインハルトは、『気の早いことだ』って言うじゃないですか。でも僕は、現場で早速、(事務所の後輩でナイトハルト・ミュラー役の)上村(祐翔)君に『これからはカイザーって呼べよ』って言っていました(笑)。

多田 あはは(笑)。本当は、あのシーンでは僕も「ジーク・カイザー」って言ってる(兵士の)声の中に混ぜてもらう予定だったんです。でも、例の流行病(新型コロナウイルス感染症)のせいで、録音ブースに大勢は入れず。泣く泣く諦めて心の中で言っていました(笑)。
場面写真:48話 ジーク・カイザー! ラインハルト!

その後も、音響監督の三間雅文さんから「ラインハルトとヒルダが仲良くなり過ぎ」というディレクションがあったことや、多田監督は、ラインハルトは最初から完成した人物として描くのではなく、「青二才」な感じから成長していくところを描きたいと考えていた事など、さまざまな話題でトークは盛り上がる。

そして、最後の質問は、「今後の『銀河英雄伝説Die Neue These』に期待することは?」だった。

宮野 改めてアフレコって面白いなと思う機会がたくさんあって。例えば、(第46話で)『作戦名は神々の黄昏(ラグナロック)』と発表するシーンはすごく印象に残っているんです。自分では強い思いを持っていても、それだけではだめで。リテイクを重ねました。実際に(セリフとして)出た音にどれだけ説得力があるかが大切なんだと改めて感じる体験で非常に面白かったです。この第三章で(ラインハルトの)青二才期も終わったので、ここから先のカイザーとしての彼の姿も観ていきたいなと、すごく思いました。

多田 僕としては、この後の『カイザー』ラインハルトもしっかりと描いていきたいです。スタッフにも『ラインハルトをラインハルトたらしめるために、ここまでもちゃんと順序を作ってやっていて。この先も、ここはこうで、衣装はこうで』みたいな話をしているんです。いわゆるテンプレートのヒーローじゃない形で進んで行くつもりなので、そこをぜひ宮野さんに演じていただきたい。それを願っています。

最後の挨拶でも、多田監督と宮野さんは、『銀河英雄伝説Die Neue These』に対する熱い思いと、今後も応援して欲しいという願いを語り、客席のファンからは大きな拍手が返ってきた。
その拍手に送られて、宮野さんと多田監督は退場。『銀河英雄伝説Die Neue These 策謀』第三章の舞台挨拶は終了した。

オフィシャルレポートは以上。

そして、上映終了後もお家でノイエ銀英伝を楽しめる通常版Blu-rayの発売が決定! 店舗別オリジナル特典デザインも公開となったため、こちらもぜひチェックしてほしい。

>>>イベントの様子や場面カット、店舗別オリジナル特典デザインを全て見る(写真12点)

(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会

アニメージュプラス編集部

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