• ChamJamのライバルめいぷる・どーるが新曲を披露! 平尾アウリと沢口かなみに聞く!
  • ChamJamのライバルめいぷる・どーるが新曲を披露! 平尾アウリと沢口かなみに聞く!
2022.12.12

ChamJamのライバルめいぷる・どーるが新曲を披露! 平尾アウリと沢口かなみに聞く!

めいぷる・どーるが新曲を披露! (C)平尾アウリ・徳間書店/「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC



そして振り付けとダンス指導を担当した沢口かなみさん。沢口さんにはChamJam同様に、めいぷる・どーるを演じた3人の印象についてもお聞きしています!

◆めいぷる・どーるっぽくてカッコイイ◆

ーーめいぷる・どーるは、ChamJamとは人数・編成が違いますね。

沢口 そうですね。全然違う発想になります。洗練されている側の子たちなので、音のとり方だけじゃなくて、力の入れ方、いわゆる緩急みたいなところも細かく決めています。ChamJamはそれぞれが違うポーズをとる場面が多いのですが、めいぷる・どーるはそれがほとんどないかな。向きは違いますが、3人で同じ動きをしていることが多いです。あとは「ノリやすい」とか「真似しやすい」みたいなところは無視して、音に合ったものを作るといった気持ちですね。

ーー動きが多いというか、細かいのでしょうか。

沢口 細かいですね。全体的には、機械的っぽく動く部分と人間っぽく動く部分を使い分けている感じです。

寺田 緩急がすごくいいですよね。ロボット的な感じから一気にしなやかな動きになったり。

沢口 そこの差を大事にしました。

ーー指導している中で、印象に残っていることなどはありますか。

沢口 めいぷる・どーるもChamJamのみんなと同様に、事前に渡した動画でちゃんと覚えてきてくれていて、すごくスムーズに進めていました。最初のレッスンも印象的で、スムーズに振りが入ったので一回目としてはちょっと早めに終わらせようとしたんですが、スタジオの時間が少し残っていたんです。そうしたら自主的に練習を続けていて。その次の練習のときには、ひとりずつ踊って交互にチェックしようみたいな話もしていて。こんな子たちにはなかなか出会わないなと、びっくりしました。

寺田 ストイックなめいぷる・どーる感がありますね。

沢口 そうですね。表情とかも、「3人の表情のバランスって今どう見えていますか?」「3人同じ表情に見えていますか?」って向こうから聞いてくれるんです。「今誰々がこういう風になっているよ」と言うと、「どっちのほうが可愛く見えますか?」とか。めいぷる・どーるっぽかったですね。

ーープロフェッショナルな感じのやり取りですね。

沢口 そうなんですよ。ChamJamもめいぷる・どーるも、みんなもしっかり頑張ってくれるなかで、それぞれに違いが出てくるのは不思議でした。

寺田 確かにめいぷる・どーるを演じるということはそういうことだという感じがしますね。

沢口 そういう熱量とか意識はすごくあるのに、撮影のときはわりとクールにこなしている感じが、まためいぷる・どーるっぽくて格好いいなって思いました。

ーーキャストの3人はどんな印象でしたか。

沢口 メイ役の喜多乃愛さんは「ここはこうですか?」といった質問が一番多かったですね。さきほどの交互にチェックしようって言っていたのも彼女ですし、自分がズレてるかどうか、客観的に見ないとわからないからね、みたいなことを言っていて、格好いいと思いました。

ーー瑠璃役の速瀬愛さんはいかがでしょう。

沢口 速瀬さんはそつなくしっかりずっとやってくれた印象です。速瀬さんと喜多さんとでは、わりとダンスの動きの癖が違う瞬間があったのですが、そこはどちらかというと速瀬さんが喜多さんの動きに合わせたことが多かったです。ダンスをやっていると自分のこだわりも出てくると思うので、私はこっちのほうが好き、こっちのほうが踊りやすいということもあると思うのですが、皆さん全体の見え方のためにすんなり受け入れてくれて、3人のいいバランスがしっかりできたなという感じです。

ーーひなか役の根岸可蓮さんは。

沢口 根岸さんはイメージとしてはマイペースっぽい感じの印象が強かったです。あの3人では、喜多さんと速瀬さんはダンスをやってきていて、根岸さんはもともとアイドルをやってきていて、表情も含めてアイドル的な、いい意味でのズルい見せ方やあざとさを、やりすぎではない絶妙な塩梅で見せてくれました。レッスンのときにはそこまで感じていなかったのですが、撮影のときに表情を見ると、「すごくアイドルしている」という見え方でしたね。

寺田 皆さん、ちゃんとめいぷる・どーるというキャラクターの設定にハマっているところが良かったですね。

ChamJamとめいぷる・どーるという2組のアイドルのダンス指導をする中で、それぞれのグループの取り組み方の違いを沢口さんが感じたというのが面白い。キャストの皆さんは、練習の時点からすでにキャラクターと向かい合っているのだ、ということを念頭に、第8話のめいぷる・どーるのライブシーンをもう一度、そしてChamJamをふくめたライブシーンを大事に観ていってほしい。

※「めいぷる・どーる」の「・」はハートです。
(C)平尾アウリ・徳間書店/「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事