ChamJamのライバルめいぷる・どーるが新曲を披露！平尾アウリと沢口かなみに聞く！

めいぷる・どーるが新曲を披露！（C）平尾アウリ・徳間書店／「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC

好評放送中の実写ドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。
12月10日に放送されたドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の第8話にて、広島県のご当地アイドル、めいぷる・どーるが『＠スイーティー』を披露した。この楽曲は、今回のドラマで新規に作られたものでもちろん振り付けも新規、ということで、これまでにお話をお聞きした原作者・平尾アウリ先生と、振り付けを担当した沢口かなみさんのインタビュー時に、めいぷる・どーるの『＠スイーティー』についてもお聞きしていた。

音楽プロデューサー、ポニーキャニオンの寺田悠輔さんの解説も含め紹介します！
まずは平尾アウリ先生のお話から！

◆わかりやすく、すっごくいい曲です◆

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ーーめいぷる・どーるの新曲『＠スイーティー』についてはいかがでしょうか。

寺田　ドラマの監督チームから、「ChamJamとは格の違うアイドルだ、ということが聴いた瞬間にわかるような楽曲をお願いしたい」と最初に言われまして。「視聴者の方が瞬時に」というのがポイントだったのですが、同じ系統の楽曲だとちょっとハードルが高いかなと思いまして、今回のめいぷるはこういう方向性の楽曲をご提案させていただきました。作詞・作曲はアニメのOP『Clover wish』も担当していた渡辺翔さんにお願いしています。
あと、この楽曲にはBメロがなくて、1A、1サビ、2A、2サビ、落ちサビ、ラスサビという構成になっています。ChamJamの楽曲は、A、B、サビという構成で、そこを通してメンバーがしっかり汗をかきながら会場を温めていくようなイメージだったのですが、めいぷるは明確に違いを出したくて、「Bメロも挟まず、汗もかかずに、一瞬で会場を盛り上げてやるよ」みたいなコンセプトですね。振り付けも沢口さんにお願いしましたが、ChamJamとは違う方向性で作っていただきました。

平尾　格好いいですね。

ーー先生のイメージと合わせるとどんな印象ですか。

寺田　原作の設定だと、ChamJamとめいぷる・どーるの楽曲の方向性は似ているはずですよね。

平尾　そうですね。原作とは違う雰囲気で作られていますね。

寺田　アニメのときに作っためいぷるの「wonder☆motion」という曲は原作設定に近い感じだったので、全然違う雰囲気でした。原作設定でいうと、本当は今回の楽曲の雰囲気に一番近いのはステライツなのかなと思います。

ーー今回はドラマ側からの相談もあったということですが、原作とは違う形にしたことについてはどう思いますか。

平尾　観てわかりやすいということが、一番正しいと思います。実際にChamJamとの違いがわかりやすいと思いましたし、それがきちんと表現されている楽曲になっていると思います。

ーー確かに、ChamJamとは全然違う雰囲気です。

平尾　すっごくいいですよね、この曲。夜中まで、一日中めちゃめちゃ聞いています。撮影見学をしたときにキャストさんたちも「めちゃめちゃいい！」って言っていました。

以前、ミナモトカズキ先生と対談していただいた際（『推し武道』『壁こじ』実写化記念！平尾アウリ＆ミナモトカズキ対談）に、原作との違いの話題で、「原作・アニメ・ドラマそれぞれの表現があって、すべてが正解だと思う」という平尾先生の見解は、音楽に対しても同様。とにかく楽曲をとても気に入っていらっしゃいました。