• 杉咲花が『ぼくらのよあけ』で振り返る「声の仕事」の凄さと宇宙への憧れ
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2022.10.20

杉咲花が『ぼくらのよあけ』で振り返る「声の仕事」の凄さと宇宙への憧れ

杉咲花さん

今井哲也のSFジュブナイルコミックを原作にした劇場アニメ『ぼくらのよあけ』が、ついに10月21日より全国公開スタート!
本作の舞台は、今から27年後の西暦2049年の世界。夏休みを目前に控えた3人の少年は、家庭用オートボット「ナナコ」の異変をきっかけに、宇宙から来たという未知なる存在「二月の黎明号」と出会う。二月の黎明号が3人に接触した理由とは果たして――ひと夏を駆け抜ける、子どもたちの極秘ミッションが始まる!

本作の主人公である宇宙とロボットが大好きな少年・沢渡悠真役を務めるのは、女優として活躍する杉咲花さん。演技のアプローチ方法や子供の頃の思い出、さらには、本作を見て杉咲さんが思い浮かべたという「大切な人」のエピソードまで、たっぷりと語っていただきました!

【アフレコ現場で感じた実写との違い】

――オファーを受けたときの心境をお聞かせください。

杉咲 声優としての経験が豊富なわけではないので、それでも私の声を求めてくださったということが、とても嬉しかったです。それと同時に、重要な役をいただいたことへのプレッシャーもありました。

――そのプレッシャーはどう乗り越えていったのですか?

杉咲 ある時監督から「技術ではなく気持ちが大切だと思うんです」と話していただいたとき、自分がこの役をやらせていただく意味を考えさせられて、自分なりの悠真という人物を思うままにやってみようという気持ちにさせてもらいました。それから、共演者のみなさんとアフレコでご一緒させていただけたこともとても大きかったです。

――声優の皆さんと共演してみて感じたことはありますか?

杉咲 台本を読んでいたとき以上に物語の温度感や手触りが立ち上がってくる感覚があって、刺激的でした。皆さんが発する言葉ひとつひとつに魂が宿っていて、それを受けてお芝居をさせていただけたことで、とても密度の濃い時間になりました。

――実写作品とは違う、アニメ作品ならではの印象ですね。

杉咲 そうですね。アニメだと、実際に生活していると声を出さないタイミングでも、声や息のお芝居を求められることがあるのですが、皆さんからそういったアドリブがどんどん出てきて。アニメ作品ならではの奥深さを感じられましたし、尊敬の気持ちでいっぱいでした。

――アフレコでの印象的なエピソードがあれば、教えてください。

杉咲 アフレコのとき、皆さんとは別室で収録だったんです。収録している様子をカメラで撮られていて、その映像をお互いの部屋と繋いでいたのですが、顔を見られながら収録することになんだか照れくさくなってしまって(笑)。私にとっては、小さなハプニングでした(笑)。

寺林 沙樹

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