• 『うる星やつら』上坂すみれがラムを演じて感じた「楽しさ」と「難しさ」
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2022.10.12

『うる星やつら』上坂すみれがラムを演じて感じた「楽しさ」と「難しさ」

『うる星やつら』ラム役の上坂すみれさん 撮影/能美潤一郎


――40年以上前のアニメが新作として甦る機会ってなかなかないと思うんですが、その点に関してはどう思われますか。

上坂 宇宙人、巫女さん、怪力系女の子などのキャラクターが出てきたり、現在のアニメに大きな影響を及ぼした作品だと思います。全く『うる星やつら』を観たことがないという人にも、「ラムちゃんかわいいな」って思ってもらいたいですね。
あと、今作は原作に描かれた「昭和の風景」がそのまま描かれているので、そういう部分は若い方にはとても新鮮に映るんじゃないかなと。

――上坂さん御自身は、昭和時代のカルチャーの魅力はどういうところにあると思われますか?

上坂 日本で万博が開催されたり『スター・ウォーズ』が上映されたり、そういう宇宙や未来への憧れみたいなものがある、明るい雰囲気は好きですね。
『うる星やつら』でも、弁天たちの服装がレオタード系だったり大きなバイクが出てきたり、みんなでテニスをやっていたり……細かいところだとブラウン管のテレビがラーメン屋さんに置いてあったりとか、そういう小さなパーツ一つひとつにすごくときめきます。みんなの私服が結構ビビットな色遣いだったりして、それも時代だなあと思います。

――上坂さんが使ってみたい80年代アイテムはありますか?

上坂 私はちゃぶ台に憧れがあるんです。『うる星やつら』ではちゃぶ台がよく描かれているので、いいなあって思います(笑)。

――本作にはたくさんのキャラクターが登場しますが、ラムちゃん以外に上坂さんが好きなキャラクターは?

上坂 私はラムちゃんの友達のランちゃんが昔から好きなんです! ロリータっぽいお洋服を着ているキャラクターデザインが、当時高校生の私に刺さりました。素に戻るとラムちゃんよりずっと口が悪かったりする二面性のある子なのですが、基本はやっぱり恋する乙女なので、レイさんに一途な恋をしているところがとてもいじらしくて。
ラムちゃんとランちゃんの関係性も、すごく好きですね。ラムちゃんって誰に対しても物怖じしないんですけど、ランちゃんにだけはちょっと頭が上がらないところが可愛いなと思います。

――それでは最後に、放送を楽しみに待つファンに向けてメッセージをお願いします。

上坂 前作をリアルタイムで観ていた方にも、初めて観るという10代20代の方にも、そして外国の方にも「今一番熱い作品は何か?」と聞かれたら、胸を張ってお薦めできる作品です。原作のエピソードを忠実に再現しながら、最先端の技術で描かれる映像は必見だと思います。
そして、ドタバタでシュールだけど王道ラブコメでもあるストーリーには、すべての要素が詰まっています。オープニング、エンディング含めて、コマ送りで観てもいいぐらいに愛情が込められていると感じるので、ぜひくまなく観てほしいです!

>>>『うる星やつら』上坂すみれ撮り下ろし写真や第1話場面カットなどをすべて見る(写真10点)

(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

アニメージュプラス編集部

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