• 浪川大輔が最新シングルで届ける生命と音楽の力強い “鼓動”
  • 浪川大輔が最新シングルで届ける生命と音楽の力強い “鼓動”
2022.05.23

浪川大輔が最新シングルで届ける生命と音楽の力強い “鼓動”

8thシングル『鼓動』をKiramuneレーベルよりリリースした浪川大輔さん

アニメや吹替、バラエティなどでも大活躍中の浪川大輔さんが、5月18日に8thシングル『鼓動』をKiramuneレーベルよりリリース!
“鼓動” をテーマにした収録曲3曲の制作秘話のほか、自身が音楽から受けた影響など音楽活動についてじっくりお聞きしました。

――昨年リリースされたアーティスト活動10周年記念のフルアルバム後、初のシングルとなりますね。

浪川 昨年の10周年のタイミングでは、東京でライブをすることが叶わなかったんです。今回、東京でライブを開催することが決まったので「それを踏まえて曲を作らせてもらえませんか」と提案させていただいたところからスタートしました。

――今作のコンセプトはどんなところから着想を得たのでしょうか?

浪川 僕はもともと、ドキュメンタリーや人が努力しているところを見るのは好きなのですが、自分が苦労している姿を見せるのはなんだか照れくさくて好きじゃなくて。僕の中でのエンターテインメントって楽しければそれでいいものなので、その過程は必要ないと考えているんです。

だけど、ふと「 “心臓” って、意識がある時も寝ている時も、ずっと一生懸命動いていてすごいな」と思ったんです……いやいや、ここ笑うところじゃないよ(笑)。何か新しいことを始める時、一歩踏み出す勇気が欲しい時、もう何もかもどうでもよくなって自暴自棄な気分の時――どんな時でも心臓は変わらず動いているんですよね。
そんな、人を突き動かす力の源みたいなところを歌ってみたいと思って作ったのが、リード曲の『鼓動』なんです。僕が伝えたいことを書いたメモをお渡しして、宮崎誠さんに作ってもらいました。

――シングルに収録された他の2曲のイメージも伺えますでしょうか。まず、2曲目の『カウンターブロウ』。

浪川 僕自身、否定的なテイストの曲はあまり好きではないので、今まで歌ってこなかったんですけれど、最近の曲って結構強めの歌詞が印象的だったりするので挑戦してみました。
当初は登場人物3人くらいが言い合いしているような曲にできないかと思ったんですけど、歌唱で差をつけるのが難しく、断念しました。
ボクシングになぞらえた歌詞は、ミズノゲンキさんのアイディアなんですけど、「もう何も考えられないし、前にも進めないという状況に陥っても、心臓だけはいつものように動いて前に進もうとしている」ということを歌っています。「自分はもう動けないくらいなのに、心臓だけは、その鼓動だけは、前に進もうとしているって、何かカッコよくない?」とディレクターにお話をしたら、最初は共感してもらえなかったんですけど(笑)。レコーディングは、ギリギリまで歌詞を修正したりして苦戦しました。

――3曲目の『スパイス』は一転スローなテンポの楽曲です。

浪川 “鼓動” って、常にギュッと張りつめていると苦しくなっちゃうなと思って、リラックスできる曲を佐伯youthKさんに作ってもらいました。ちょっと風が吹いたとか、本当に些細なことでも人生のスパイスにできたら、というイメージです。

――浪川さんは最近、人生のスパイスになるような出来事はありましたか?

浪川 やっぱり、ライブかな? 今回のライブはいろんな挑戦をさせてもらったので、スパイスどころかスパイシーすぎたんですけれど「やっぱり仲間がいるっていいな」とか「観てくれる方がいるからこそ、あの空気感ができるんだな」とか、改めて感じて、そういう意味で刺激的でした。

アニメージュプラス編集部

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