• 浪川大輔登壇、貴重なエピソードも飛び出す『E.T.40周年記念上映会』レポ!
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2022.04.29

浪川大輔登壇、貴重なエピソードも飛び出す『E.T.40周年記念上映会』レポ!

(C)1982 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC

1982年に公開され世界中で大ヒットを記録した『E.T.』。その製作40周年を記念して、4月22日(金)のアースデイに一夜限りで、豪華ゲストを招いてのスペシャルトーク付き特別上映が東京・丸の内ピカデリーで行われた。

『E.T.』はスティーヴン・スピルバーグ監督のSF映画。地球に取り残された地球外生命体(E.T.)と、10歳の少年・エリオットの、切なくも暖かい、深い絆を描いた感動作。
史上最高の映画のひとつとされ、米国議会図書館のアメリカ国立フィルム登録簿に登録されている。

4月22日(金)に開催された「E.T.40周年記念上映会」では、イベント前から、劇中で使用された国内ブランドの自転車 “クワハラ” のBMXと、そのカゴに可愛らしく収まるE.T.と写真撮影できるフォトスポットで盛り上がる会場内。

その後、上映に先立って本作にまつわるスペシャル・ゲスト3名が登壇。公開当時に宣伝を担当された元UIP映画宣伝部長の大森淳男さん、作中のBMXを手掛けた桑原インターナショナル社長・桑原崇さん、そして吹替版で主役エリオットの声を演じた声優の浪川大輔さんらが盛大な拍手で迎えられ、イベントがスタートした。

今回会場になった丸の内ピカデリーは、当時と場所こそ異なるものの、なんと公開当時の封切館。『E.T.』の聖地で開催された凱旋上映となった。
その縁に感じ入る大森さんから、E.T.の姿を捉えた写真は公開直前まで伏せて驚かせる宣伝方針が取られたこと、日本公開は本国より半年後であったため海外からのニュースが広まらないよう気を配ったことなど、今では考えられないような公開当時のエピソードが明かされた。

そこから、主役エリオット役を演じた浪川さんへとトークはバトンタッチ。
当時は劇場での吹替版上映が一般的でない時代。子供たちに本作を届けるために、VHS版で吹替版が制作された。
収録当時11歳頃ながら、テープでその声を聞いたスティーヴン・スピルバーグにより大抜擢された浪川さんからは、出演の経緯や収録当時の思い出が語られた。

忘れがたいエリオットの名セリフとして、E.T.が死んでしまったと思い込んだエリオットが「きみはどこかへ行ってしまうの? きみを一生忘れないよ、愛してる」というくだりを挙げ、「日本の子供は “愛してる” という言葉はあまり使わないので、特に印象に残ったと話した。


そして『E.T.』屈指の名シーンでも登場するBMXへと話題は移り、桑原さんからは映画に商品を提供した経緯として、なんとスピルバーグが近所の子供に声を掛けて流行をリサーチしたらしい、というエピソードが披露され場内は興味津々。
なお、クワハラからUIP宣伝部へ寄贈されたという1台のBMXは、その年の忘年会の余興の抽選会で大森氏が見事引き当てており、40年越しで大森氏が桑原氏に御礼をすることが壇上で叶った。

そして更に、劇中使用されたモデルを忠実に再現した復刻版商品「E.T.40(イーティー・フォーティ)」が2022年秋に発売される事が告知されると、他ゲストも含め会場は大盛り上がり。

盛況の中イベントは終了し、映画本編の上映がスタートした。

>>>イベントの様子や関連商品を見る(写真22点)

(C)1982 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC

アニメージュプラス編集部

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