• 『恋せか』ジェラート5メンバー・稗田寧々&日高里菜インタビュー!
  • 『恋せか』ジェラート5メンバー・稗田寧々&日高里菜インタビュー!
2022.03.30

『恋せか』ジェラート5メンバー・稗田寧々&日高里菜インタビュー!

(C)野田宏・若松卓宏・講談社/恋せか製作委員会


――では、二人が演じる美咲とハルへの印象や、演じるときに心掛けていることを教えてください。

稗田 美咲は一見、元気で明るい子というイメージですが、ジェラート5のメンバーといるときはしっかりとしたお姉さんの役回りをしている印象があります。みんなのことをちゃんと見てサポートする、ほかの子たちよりもちょっと大人な立ち位置と言いますか。
原作を読んだときにも、不動やハルと話すときの美咲のセリフには「頼りになるお姉さんなんだな」と感じられましたし、台本を読んでもその印象は同じだったので、そういう部分で決めるところをちゃんと決めたいと思いながら演じています。
一方で、お酒と噂話が好きという一面もあって。お酒を飲んでいるときや日常で会話をしているときは、ちょっとフワフワしているので、そういう美咲の軽い感じも出せたらいいなと意識したポイントですね(笑)。
実は私、普段はもう少し年齢的にも下の人物を演じることが多くて、美咲みたいなお姉さんポジションの役どころはあんまり演じたことがなかったんです。だから、アフレコ初日は「ちゃんと美咲になれているんだろうか……」とドキドキしながら臨んでいました。

――不動を演じる小林裕介さんも、「(稗田さんには)かわいらしいキャラクターをやるイメージがあったけど、今回、お姉さん的立場の美咲を演じられていてビックリしました」というお話をされていました。

稗田 そうなんですよ、裕介さんとは、私が初めてメインでレギュラー出演した作品でご一緒させていただいて。今回もすごく気にかけてくれて、ありがたかったです。第1話の収録は別々だったんですが、裕介さんは私の音声を聞いてアフレコされたらしく、終了後に連絡をくださったんですよ。「前に一緒だったときと印象が全然違っていて、新鮮でよかったよ!」って。なんていい先輩なんだろう! って思いましたし、おかげですごく安心できました。

日高 小林くん、なんだかお兄ちゃんみたいだね(笑)。
私、美咲さんとすごく友達になりたいなと思うんですよ。噂好きとかお酒好きとかいろんな面がありますが、同性から見ても憧れるようなサッパリとした性格をしていて、いろんな相談に乗ってほしいと思える女性だな、と。この作品に出てくるキャラクターってみんなギャップがあると思っているんですが、美咲さんにはかわいいなと思える、いいギャップがある気がします。より距離が詰めることができたら、きっともっとかわいい部分が見られるんだろうなと考えちゃいますね。

――続いて、ハルについてお願いします。

日高 ハルは、妹的ポジション、後輩ポジションだけど、すごくしっかり者という、美咲さんとは逆パターンのギャップを持っています。頑張り屋さんで、仲間思いで、周りから見ても応援したくなるような女の子ですね。バトルに関しても、「仲間の足を引っ張ってはいけない」と常に努力を重ねていて。本当にできた子だなと思います。
演じるときは、見た目もかわいいし、担当カラーもピンクなので、最初はかなりかわいい寄りなのかなと思っていたんですけど、現場で「もっとしっかりとした面をメインとして出してほしい」とスタッフの方から言っていただいて。なので、かわいいだけじゃない、彼女の芯の強さも意識しながら演じさせてもらっています。

稗田 私、ハルみたいな、かわいらしくて頑張り屋さんというキャラクターがすごく好きなんですよ! ハルの魅力の一つとして、ツッコミ役に回ることが多いという部分もあると思います。見た目も声もこんなにかわいらしいのに、けっこうズバッと言うところがいいなって(笑)。それもきっと、ハルがしっかりしているからこその役回りなんだと思いますね。

日高 ハルってこの作品で一番の常識人かもしれないですね。ほかのキャラクターたちがみんなぶっ飛んでいるから(笑)。

稗田 確かに(笑)。めちゃくちゃ気も遣えますしね。でも一方で、ちゃんとノリのいいところもあって。ジェラート5のみんなで一緒にワイワイしている姿も、等身大の女の子らしくてかわいいなと思います。

――アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?

稗田 今はコロナ禍ということもあって、基本的に分散収録でして。私たちは(王子野隼人/ブルージェラート役の)興津和幸さんや(轟大吾/グリーンジェラート役の)間島淳司さんと一緒にアフレコすることが多いです。

日高 主人公の二人(不動役の小林裕介さんとデス美役の長谷川育美さん)はだいたい一緒に収録していて、あとは絡みがある組み合わせで録るという感じですね。ハルがお当番のエピソードでは私も小林さんたちと一緒に録れましたし、そうじゃないときはジェラート5のみんなと収録しています。全員で録れていないので全体が見えない難しさはもちろんありますが、その中でみんなが作品を面白いと思って、遊んだり、楽しんだりしながらやっている雰囲気が、現場でもすごく表れている気がしています。

稗田 本当に楽しい現場ですよね。私、秘密結社ゲッコーのモブの戦闘員役をみんなでやったときのことがすごく印象に残っています。男性陣だけでやるのかと思ったら、私たち女性陣も参加して。楽しみながらキーキー言っていました(笑)。モブの中に私たちジェラート5のみんなも隠れていますので、ぜひ注目してください!

――ジェラート5は正義のヒーローですが、本作のアフレコ現場で “まるでヒーローのようだ” と感じる方はいましたか?

日高 さっき寧々ちゃんが、不動役の小林くんが「よかったよ」って連絡をしてくれたと言っていましたが、小林くんは本当に周りをよく見ていて、すごく気を遣ってくれる優しい方なんです。そういう意味で、座長として現場を引っ張ってくれる姿は、まるでヒーローのように頼もしかったですね。
小林くん自身は、不動みたいなキャラクターを演じることが普段はあまりないらしく、「実は緊張していたんだよ」とあとから聞いたんですが、それを現場で全然感じさせないのも、すごいなと思いました。

稗田 確かに、裕介さんってすごく頼もしくて、緊張されるイメージがあんまりなくって。第1話のアフレコのときにちょうど入れ違いになって少し挨拶をしたんですが、「大丈夫かな~」と言いながらスタジオに入っていく姿に、「裕介さんもそういうふうに思うことがあるんだ……!」とビックリしました。

日高 あとは、大御所の先輩方でしょうか。やっぱり安心感があるし、皆さんのお芝居にいい刺激をいただきました。もともと原作を読んで各キャラクターのビジュアルや性格を知っていたので、キャストを知ったときも「間違いないな!」と思いたんですが、実際にお芝居を聞いて、改めてそのすごさを実感しましたね。

稗田 私もすごく感じました。 “ヒーローのよう” とは少し違うかもしれないんですが、私、一回だけ、ビッグジェラート博士役の茶風林さんと二人で収録をしたときがあって。ブースは別々だったんですが、茶風林さんの声をヘッドホンで聴きながらお芝居させていただいたことに、すごくドキドキしました。緊張もありましたし、幼いころからTVで聴いてきた大先輩と一緒に芝居をしていることへの感動もあって。ヒーローのような憧れの存在に会えたという気持ちになりましたね。

>>>インタビューカットや作品KVを見る(写真9点)

(C)野田宏・若松卓宏・講談社/恋せか製作委員会

アニメージュプラス編集部

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