• 「20年経っても変わらない」キャスト4人が語る『最遊記』の舞台裏
  • 「20年経っても変わらない」キャスト4人が語る『最遊記』の舞台裏
2022.03.18

「20年経っても変わらない」キャスト4人が語る『最遊記』の舞台裏

(C)峰倉かずや・一迅社/最遊記RE PROJECT


――アフレコ自体は、皆さん揃って収録できたのでしょうか。

保志 そうですね。三蔵が別行動するまでは、ほとんどこの4人で収録することができました。コロナ禍で分散収録するようになってから、こんなにもメインキャストが揃って収録できた作品は、僕はこの作品だけ。掛け合いをしながら演じられたことが、貴重でした。思い返せば、『最遊記』は昔から、4人が集まって収録できるようにスケジュールを組んでくださっていましたから。

――だからこそ、4人の会話劇の空気感がとてもリアルで魅力的なんですね。

保志 ちなみに、収録の時は平田さんが大体うるさいです。

平田 よく言う。まあ保志くんから見たら、そうなるのかもね。でも僕ら3人から見たら、一番うるさい人は違う人だと思うよ。

保志 違うんですって(笑)! 僕がうるさくしてるんじゃなくて、僕がやけにいじられるから結果的にそうなるだけで。

平田 はいはい、この続きはまた別の機会にね。

――(笑)。キャスト陣の関係性も、相変わらず素敵ですね。

平田 最初からずーっとこう。今でも思い出すんだけど、昔は取材が多く、収録するたびにアフレコスタジオの1階とか社長室とかで取材があったじゃない?

 あ~あったねぇ、社長室でやったこと。

平田 その時、廊下で4人集まってはワイワイやってた。

 クマがいたところだ! 懐かしいわ~。

石田 その頃からずっとこんな感じです。

――今、皆さんが一斉に懐かしそうな表情を浮かべているのを見て、それだけ濃い時間だったんだなと伝わってきました。

 ですね。当時と変わったことと言えば  “後光ライト” が置かれたことくらい。

保志 あはは!

――後光ライト……?

 ある時、台本の文字が読みにくくなっちゃったことがあって。翌週アフレコに行ったら、スタジオにリング状のライトが置かれていて、それが僕の後ろから台本を照らしてくれるようになったんです。

――まさに、三蔵様から後光が……!

保志 あれは楽しかったですね。

石田 そういうフィジカルな変化を除けば、メンタル的なことや現場の雰囲気はまったく変わらずでしたね。保志くんをネタに場を温め、それを享受させてもらいました。僕がそのポジションだったら耐えられないと思うので、保志くんは凄いなと思います。

保志 確かに、石田さんがいじられてるのは見たことないですね。

 保志くんの場合は、自ら火に飛び込んでいって場を温めている節がありますから。

保志 (笑)

石田 そうやって火に飛び込んだ後、保志くんは燃え尽きずにちゃんと火を潜り抜けてくるので、やっぱり素晴らしい才能だと思います。

 もはや火の鳥だね。

保志 最近は、飛び込んだ後にどうやって潜り抜けるかも楽しみなんです。

石田 そこまで!? 極めたね~!

 まあ、こっちから見てると、全然分からないけどね。

更なる暴露話が飛び出す? インタビュー後編は3月25日公開予定です。

>>>三蔵一行の魅力が満載『最遊記RELOAD -ZEROIN-』名場面を見る(写真17点)

(C)峰倉かずや・一迅社/最遊記RE PROJECT

アニメージュプラス編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事

RELATED関連する記事

RANKING

人気記事