• 『美しい彼』坪根悠仁が感じたキャラへの共感と「青春の時間」
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2021.12.14

『美しい彼』坪根悠仁が感じたキャラへの共感と「青春の時間」

坪根悠仁さん 撮影/井上大輔

MBSドラマ特区枠にて現在放送中のTVドラマ『美しい彼』。本屋大賞受賞作家・凪良ゆうの人気小説を原作に、幼い頃から周囲になじめない “ぼっち” の高校生・平良一成(萩原利久)と、学校カーストの頂点 “キング” として君臨する清居奏(八木勇征)の初恋を丹念に描く、むずがゆくも甘酸っぱい青春ドラマだ。

本作で気になる存在として描かれたのが、清居のグループの一員でありながら、密かに彼へのライバル心を燃やす同級生・城田。演じる坪根悠仁さんに、キャラクターや作品への想いについて伺った。
▲ドラマ『美しい彼』より、学校カーストのキング・清居に複雑な感情を抱く城田。

──原作を読まれて、どのような印象を持たれましたか。

坪根 最初に感じたのは、とにかく「美しさ」ですね。タイトル通りのストーリーと作品性だな、と。最初こそ平良の清居への思いは信仰に近いのかなと思ったんですが、大学生編になるとここまで人を愛する純粋さがあるのかと驚いて……「愛って素敵だな、男性女性とか関係ないな」と感じました。

──演じられた城田への印象は?

坪根 既にドラマを観ていただいる方はお分かりでしょうが、お調子者ですごく嫌なヤツです(苦笑)。でも中盤になると、城田なりにちゃんと考えていることがあったり、清居に対して「いつまでも、お前ばかりちやほやされてんじゃねーよ!」というイライラみたいなものを感じているところが見えてくるんですね。そういう部分が、観ている皆さんにも伝わればいいなと思っています。

──城田もまた清居と同じカーストトップに部類されるキャラクターですよね。

坪根 そうですね。清居という存在が現れなかったら、城田は今カーストのトップに君臨していて、キングのような扱いをされていたのかなと思います。それを城田自身も分かっているからこそ、最後に清居とぶつかり合うことになるんです。個人的には、そこが一番の注目ポイントかな。城田の感情って、すごく生々しくてリアルだと思うんです。

──坪根さん自身も、そういう城田の気持ちに共感できますか?

坪根 共感しちゃいますね。自分が城田に共感できるところって、やっぱりキングに負けたくないという思いなんです。自分も心の中でどこか「負けたくない」という負けず嫌いな気持ちを常に持っているので、清居に対する城田の感情はすごく分かる気がします。観ている方も、おそらくそうなんじゃないでしょうか。

(C)「美しい彼」製作委員会・MBS

アニメージュプラス編集部

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