• 聴く+見る=必ず好きになる『フィロソフィーのダンス』が新曲を語る
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2021.12.01

聴く+見る=必ず好きになる『フィロソフィーのダンス』が新曲を語る

『フィロソフィーのダンス』左から十束おとは、日向ハル、奥津マリリ、佐藤まりあ


――収録曲『ジョニーウォーカー』について、曲や歌詞のイメージや、歌ってみてのご感想をお願いします。
まりあ すごく大人っぽい曲なので、いい女設定で恋愛上級者みたいな顔をして歌うのが難しかったです。この曲はBARでひとり飲んでる設定ですが、お家でひとり好きな人のことを考えているときにお酒を飲みながら聴いたら、気持ちよく酔えるんじゃないかなって思います。

マリリ 『ジョニーウォーカー』のMVでも映ってますが、ニューヨークやLAなど、アメリカ出身の凄腕ミュージシャンで構成されたバンドの"GROOVE ASYLUM”が一緒に演奏してくださったので、本当に格好よくって、本場アメリカのグルーヴ感を知ることができた作品です。歌詞には、年下の男の子という明確なテーマがあり、大人女子だからこそ歌える曲だと思うので、聴いてる方にはドキドキしていただきたいです。あと、私、お酒大好きなんです(笑)。お酒に合う歌なので、お酒を飲むときにピッタリな曲です。



おとは アイドルがお酒の歌を歌えるっていうのは、前向きに考えていてすごく広いなと、新たな扉を開けたなと思える1曲です。私たちもミュージシャンの方と一緒にセッションするなど初挑戦の部分が多くて、キーもAメロのキーとか本当に低いところから始まるので大変でした。アイドルって、いろいろな曲が歌えるところが魅力だと思ってるので、今回はモテ女の人生を演じられて楽しかったです。

ハル めちゃくちゃハイボールが好きなので、ウイスキーの曲を歌えて嬉しかったです(笑)。歌詞については、周りがどんどん結婚しはじめたアラサー女子が、いきなり年下に手玉に取られてしまうという、年上女子が翻弄されるというコンセプトを決めていたので、「好きになったのは私のほうかも」という恥ずかしさを出しつつ、年上としてのプライドを消したくないモテ女感を歌に出すのが、とても大変で。人生においてモテ女になったことがないので、果たしてモテ女の感じが出てるんだろうかって悩みながら歌いました。皆さんが聴いたときにモテ女感が出ていたら、目標が達成できたということなので、皆さんの反応を待ちたいです。あと、Cメロは全て濁点をつけて、ガナリ声のような感じで歌ったので注目ポイントです。

――収録曲『二人のエクリチュール』について、曲や歌詞のイメージや、歌ってみてのご感想をお願いします。
マリリ この曲は私がはじめての共作詞として参加しました。はじめに歌詞のイメージとして短編小説ほどの原案を出させていただいて、SHOWさんと話し合いながら制作しました。例えば、「また来年も一緒にいようね」って歌詞があったんですが、リアルに考えたときに「違うのそんな約束なんていらないの」って感じて、約束をしてしまったら来年も一緒に行くのかなとか、大人になっていくと年齢も気になるし……とか、現実的に考えたときに、そんな約束が果たされることって意外と少ないじゃないですか。もっとリアルに刺さるかたちで伝えたい、この秘めたる気持ちを叫びたいと思ったんです。歌詞を制作する上でメンバーの佐藤まりあをイメージしていて、歌詞には書いてないのですがラストに佐藤まりあの「だいすき」というセリフを入れたりしています。佐藤まりあのレコーディングのときには、私も一緒にブースの中に入って「言って言って」みたいな感じで「ちょうだいちょうだい」って(笑)、そんな状況の中で録ったものなので、私のエゴが詰まった曲になりました(笑)。ファンの方にはきっと喜んでもらえる作品になったんじゃないかなと思います。

まりあ この曲はフィロソフィーのダンスじゃなかなか聴けない、ピュアで可愛らしい歌詞とメロディーの曲です。クリスマスソングは久しぶりなので、ちょっと大人になったフィロソフィーのダンスのクリスマスソングに仕上がりました。私のレコーディングのときにマリリが「こんな風に歌って」とか、ディレクションするためにずっと残ってくれてて。マリリが的確に指示を出してくれたおかげで、いつもはできないような可愛い歌い方ができたんじゃないかなって思います。

ハル 歌詞に関してはマリリの短編小説みたいなものがあるので(笑)。そこに沿った形にはなるんですけれど。本当にやばいんですよ「ここでミュージカル、スタート!」みたいなクセがすごい文がバーっと書いてあったので、かなりまとめていただいた感じになってます。

まりあ SHOWさんに、綺麗にまとめていただいたよね。

ハル あんちゃん(佐藤まりあ)のことは、すごくディレクションしてくれたんですが、私が来た瞬間にマリリが帰っちゃって。

マリリ 一緒に帰った(笑)。

ハル 「ハルちゃんは、そのままで大丈夫だよ」とか言って帰っちゃったので。自分が思う歌い方で歌ったんですけれど。あと、いつもフェイクの部分を、私がひとりで歌う流れが何となくあったんですけれど、せっかくなら私ではなく変化球を投げてもいいんじゃないかって相談をして。結果全員で声をのせ合うフェイク合戦みたいなものが生まれたんですけれど。そういうところもファンの方には新鮮だと思うし、自分の推しに歌ってほしいかなって思うので。そこも楽しんでもらえたらいいなと思います。

おとは 12月リリースの曲ですが、表題曲の『サンフラワー』は、向日葵のイメージなので、カップリングでクリスマスソングを歌えて嬉しかったです。それと作品の中で、ひとりのメンバーがフィーチャーされるのはいいなって思いました。自分の推しがフィーチャーされたら嬉しいじゃないですか。私とか、あんさん(佐藤まりあ)って、端っこにいるところから始まった物語を持っているので、多分あんさんのセリフを聞いたときに、佐藤まりあのオタクたちは涙を流して魂を抜かれると思います(笑)。それってすごくハッピーなことだと思うので。そういう楽しみ方もできるし、曲としても素敵なので、いろいろな方に聴いていただいたいなと思います。クリスマスの当日に聴いてください♪

まりあ もしライブがあったら「だいすき」の部分を日替わりメンバーで……

ハル イヤです。

まりあ 日替わりで! メンバーはイヤかもしれないんですが、ファンは聞きたいじゃないですか。「今回は誰が言うんだ」みたいな、ライブとかでやってみたいと思いました。

ハル 言うだけは自由ですけどね(笑)。
佐藤まりあ(さとう まりあ)

櫻井靖之

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