• 【ウルトラマンレオ】白川純子隊員にも聞いた!MACメカ写真集制作秘話
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2024.07.05

【ウルトラマンレオ】白川純子隊員にも聞いた!MACメカ写真集制作秘話

(C)円谷プロ

2024年に50周年を迎えた『ウルトラマンレオ』、同作に登場する宇宙パトロール隊・MAC(Monster Attacking Crew)に配備されたメカ類のスチール写真をまとめた『ウルトラマンレオ MAC超兵器写真集』が、復刊ドットコムに登場。本書は予約特典として、MAC白川純子隊員役を演じた三田美枝子さんの「直筆サイン入り」仕様も展開されるという。
企画・編集を手がける高島幹雄さんが語る本書制作の裏側、そして三田美枝子さんが語る当時の思い出や期待を通じて、その魅力的な内容に迫ってみたい。

――高島さんが『ウルトラマンレオ』やMACメカを初めて観た時の印象は? 

高島 まず、MACの基地が宇宙にある! というのが子ども心に驚きました。それにマッキー2号の分離です。あとは、永大という会社が発売していたグリップキャラクターというダイキャスト製玩具のシリーズでMACメカも発売されたのも印象深いです。このシリーズはそれ以前に『科学忍者隊ガッチャマン』のゴッドフェニックスなどで馴染みがあったんです。

――掲載写真で、今回特に注目してもらいたいものは? できれば具体的にお教えください。

高島 二つに分離する機能があるからか、マッキー2号のプロップ写真は他のメカに比べて多いんです。これまでのムック本や書籍では、分離した形態の写真は各1点くらいを小さなスペースで載っているのを見たことが多かったのですが、本書では、それぞれを全てのアングルから撮影された写真を大きく掲載しながら徹底紹介します。ですので必然的にマッキー2号に割くページ数は多くなります。

――改めて資料写真と対峙したことで、MACメカに対する印象の変化などはありましたか。

高島
 印象の変化ということは無く、また先の質問と被りますが、過去の本に載っていた以上の多くのカット数があるんだなとか、逆にモノクロ・フィルムで撮影されたプロップの写真は、マックシャークとマックモールしか残っていないことがわかったり、MACが怪獣を攻撃するシーンのスチール写真が意外と少ないなとか、そういう発見はありました。本書では写真点数が少ない項目もできる限り紹介します。
(C)円谷プロ

――女性キャラクターコーナーが併せて掲載されるそうですが、その内容についてお教えください。

高島 今回はMACの白川純子隊員、桃井晴子隊員に加え、ゲンの恋人的存在である山口百子も加えました。それぞれ単独カットを載せます。その掲載規模は迷いましたが、あくまでもMACメカの写真がメインの本なので、カラースチール写真は白川純子隊員、桃井晴子隊員を各2ページずつ、山口百子は1ページ、モノクロ・フィルムで撮影された写真のページは、白川純子隊員が3ページ、桃井晴子隊員を2ページにしました。モノクロ撮影による山口百子の単独カットは写真ライブラリーに残されていなかったので載せていません。

――高島さんがこれまで手掛けた超兵器写真集の反響の中で、特に印象に残ったものはありますか。

高島 モデラーさんだと思うのですが、写真1点を大きく載せたことで細部の再現の参考になるという感想を見たことがあります。それもまた嬉しいことです。

――最後に、本書ならではのセールスポイントを改めてお教えください。

高島 メカのプロップ写真をこれまでのムック本や書籍のように背景をカットしたり、トリミングをしないで、写真1点1点を大きく載せる方法は、これまでに作らせていただいた『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』『ウルトラマンタロウ』の超兵器写真集と同様です。他の本では載せない載せ方で作らせていただいてる自負はあります。

あと普通の特撮ムック本にはそこまで記載は無いですが、ノートリミングを基本にしているので、ごくごく一部の編集の都合上や、背景が殆ど変化の無い写真で、本体が小さい写真を並べる際にトリミングしたカットは、キャプションでトリミングしたことを伝えるようにしています。

加えて、これまでも同様ですが、本文に使う紙はページがめくりにくくならない程度に厚い紙を使っています。スチール写真を原形のまま印刷した生写真が本という形になったイメージなんです。円谷プロダクションの写真ライブラリーのごく一部の量ですが、本という形で手にすることができると思っていただければいいと思います。
(C)円谷プロ

アニメージュプラス編集部

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