• 【マガデミー賞2023】ハナコが語り尽くした最終審査の裏側&マンガへの絶対愛
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2024.03.26

【マガデミー賞2023】ハナコが語り尽くした最終審査の裏側&マンガへの絶対愛

「マガデミー賞2023」特別審査員を務めたハナコ 撮影/大山雅夫


――ここからはハナコの皆さんへの質問となります。新しい漫画を選ぶ時、何をきっかけにして選んでいらっしゃいますか。

秋山 誰かにお勧めされる以外のきっかけってあるかな?

菊田 僕は「このコマで一言」という大喜利のネタで使ったマンガが気になって買って、ハマったことがありましたね(笑)。

――それはお笑いならではの入口ですね(笑)。

岡部 僕はSNSで「1エピソードが読める」みたいなポストで回ってきたのを読んでみたことですかね。もうそのエピソードでハマっちゃって、出ている全巻購入しちゃったりして。

――すごく良いお客さんじゃないですか(笑)。

秋山 そういえば、前回の審査での審査員さんの話がとても参考になったので、配信サイトの書店員さんの特集コーナーをチェックして読んでみたら面白かったですね。AIのレコメンドだと普段自分が読んでいるのと同じ傾向の漫画しか紹介されないんですが、そちらだと本当に読んだこともないジャンルの漫画と出会えるので本当にお薦めです。

――では、皆さんがこれまでに漫画、もしくは漫画のキャラクターに救われたと思われたシチュエーションとかあったりしますか。

秋山 主演女優賞と重なるんですが、うみ子ですね。元々『海が走るエンドロール』は読んでいた作品なんですけれど、本当に1話でのうみ子が自分の気持ちに気づくシーンにすごく胸を打たれて……あそこは自分と重なる部分があるような気がしていて、何かもう本当に鳥肌が立つような、奮い立つような喜びがありましたね。

菊田 僕は『クローズ』(高橋ヒロシ/秋田書店)のゼットン(花澤三郎)が言った「たかが最強程度で最高に勝てるわけがねーだろうが!」というセリフです。そこから僕もずっと「最高」を目指していますから。

岡部 「最高」を目指している?

秋山 ……それ、芸人の世界で?

菊田 勿論だよ、最高の男にして最高の芸人!

秋山 ……そうか(一同笑)。

――岡部さん、いきましょうか(笑)。

岡部 仕事が結構忙しかったりバタバタしていて何か心が殺伐としてきた時に、日常系のホンワカとした漫画を読むとホッとできて「明日も頑張ろう」と思えます。逆にやる気を出したい時は、スポーツ系の漫画を読んで元気を出したり、そういう気持ちをリセットするスイッチになっているところはありますね。

菊田 ああ、マンガを読んでテンション上げていくのは僕もあります。

――ちなみに特別審査員ですが、次回も機会があれば続けていきたい?

菊田 勿論ですよ!

秋山 むしろ「特別」じゃなくて良いんです。普通にレギュラーの審査員にしてもらえれば(笑)。

――そこまでの心意気なわけですね。では、次回以降でこんな賞があると面白いんじゃないか、というアイディアは何かありますでしょうか。

秋山 今回偶然にも特別賞でそういう話になりましたけれど、「最優秀ペア」っていうのはアリかなと思いました。二人組・名タッグって結構いますから……。

――これも相当揉めそうな感じが(笑)。

秋山 確かに。いっぱいいますからね。

菊田 はい!(と挙手) 動物系のタイトルが毎回入ってくるのでアニマル部門はあってもいいんじゃないかと。

岡部 ペアも良いけど「三角関係」なんかもアリですよね。これぞマンガの醍醐味って感じがしますから。あと、やっぱり悪役ですかね。最優秀ヴィラン賞。

菊田 やってほしいですよね~、ヴィラン賞。

岡部 主演とも助演とも決められない、でも魅力的なキャラがいっぱいいるんですよ。

――でも部門が増えると、審査時間がさらにかさむという危険性もありますよね(笑)。

秋山 今日これだけ紛糾しているからなぁ(苦笑)。

――では最後に、マガデミー賞2023の結果を踏まえつつ、ファンの皆さんにメッセージを戴けますでしょうか。

秋山 この審査を通して、より好きだったキャラの魅力もより深く感じられましたし、知らない作品やキャラクターに出会えるきっかけになりました。

菊田 本当に魅力的なキャラクターを知ることができる賞になっているので、未読のものがあったら是非読んでほしいですね。

岡部 本当に漫画大好きな人たちがたっぷり何時間もかけて審査した結果なので、みんな絶対納得していただけると思います。これをきっかけに新しい漫画に出会えて、今もうこの時点で読むのが楽しみな作品があるので……。

秋山 早く買いに行かなきゃ!

岡部 皆さんも僕らと同じ気持ちになってほしいなって思います!

【ハナコ プロフィール】
ワタナベコメディスクール(WCS)の12期生だった秋山寛貴・岡部大・菊田竜大が2014年に結成した芸人トリオ。ワタナベエンターテインメント所属。「AbemaTV presents ワタナベお笑いNo.1決定戦」2018、2019優勝。2018年「キングオブコント2018」優勝。大人から子どもまで、幅広い層に愛されるクオリティの高いコントに定評がある。現在、バラエティー番組NTV『有吉の壁』、CX『新しいカギ』、『なりゆき街道旅』などに出演中。

ハナコ 撮影/大山雅夫

>>>「マガデミー賞2023」受賞キャラクター、ハナコ撮りおろしカットを見る(写真14点)

アニメージュプラス編集部

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