• 『化け猫あんずちゃん』アニメ映画化! 森山未來の実写をロトスコープ手法で
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2024.02.25

『化け猫あんずちゃん』アニメ映画化! 森山未來の実写をロトスコープ手法で

森山未來(左)、五藤希愛(右) (C)いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会



『化け猫あんずちゃん』
2024年7月全国公開

<INTRODUCTION>
日本映画界名手・山下敦弘×アニメ界新星・久野遥子×森山未來
世界で活躍する表現者で化け猫!!
あんずちゃんの「声」だけでなく「動き」や「表情」も
森山未來が『化け猫』に!

『リンダリンダリンダ』(2005年)のスマッシュヒットから、『天然コケッコー』(2007)で第32回報知映画賞・最優秀監督賞を最年少受賞。その後も『マイ・バック・ページ』(2011)など社会派な作品も手掛け、現在公開中の『カラオケ行こ!』では新たな世代にも共感を得て大ヒット中! 常に映画ファンから絶大な支持を集め続ける山下敦弘監督。
多摩美術大学在学中に制作した短編アニメーション『Airy Me』が第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を始め多数の受賞、海外映画祭での上映にて一躍注目を集め、岩井俊二監督『花とアリス殺人事件』(2015年)で23歳という若さでロトスコープディレクターに抜擢。アニメーション作家として活躍する傍ら、商業アニメーションとしてTVアニメ『宝石の国』、『BEASTERS』、『映画クレヨンしんちゃんシリーズ』などでも頭角を現し、アニメーション・イラストレーター・漫画家と各方面から熱い支持をうける気鋭のクリエイター久野遥子監督。
このふたりが『化け猫あんずちゃん』でタッグを組む。
そして、主役である「あんずちゃん」を演じるのは、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(2021年)、『ほかげ』(2023年)、『シン・仮面ライダー』(2023)他、数々の話題作に出演し、俳優だけでなく多岐に渡るジャンルで国内外で唯一無二の活躍を続ける森山未來。

日本の芸術分野をけん引する才能が集結し 2024年満を持して『化け猫あんずちゃん』をアニメーション映画として世に放つ。
同作では実写で撮影した映像からトレースし、アニメーションにする「ロトスコープ」という手法を採用している。
従来ではロトスコープは、演奏シーンやダンスなど人間の動きをリアルにアニメーション化する事で用いられる事が多いのだが、本作では撮影現場でしか生まれない「お芝居」をアニメーションに落とし込む事に注力している。

もうひとつ大事な要素が、セリフの同時録音である。その現場でしか生まれない掛け合いによる役者の「声」も同時に録音する必要がある。その為、実写班には山下監督を中心とし、実写映画界の優秀なスタッフが集結し、映画撮影そのままの撮影を敢行。そして、その映像や音声をもとに久野監督が緻密な芝居から抽出するエッセンスを吟味し、スタッフと共にアニメーションを作り上げている。
あの森山未來が実写映画同様に動き話す姿を撮影しておきながら、映画館で目にするのはアニメーションで表現された完全に化け猫の「あんずちゃん」という、贅沢ともいえる、徹底的にこだわった制作方法がとられている。実写で役者が演じた登場人物たちはその魅力を活かしながら、久野監督デザインによるキュートなキャラクターに変貌をとげ、ロトスコープならではの生き生きとした動き・表情で動き回るアニメーションになるという特別な仕上がりは、可愛くもどこか現実味のある未だかつて見た事がないアニメーション映画となっている。

アニメーション制作では『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』で知られるスタジオである「シンエイ動画」と、カンヌ国際映画祭やアヌシー国際映画祭で数々の賞を受賞し、新進気鋭のフランスのスタジオ「MIYUプロダクション」が長編として初の日仏共同でアニメーションを制作。シンエイ動画がキャラクターの動きを描き、MIYUプロダクションが背景美術と色彩を担う。
実写×アニメーション。日本×フランス。ジャンルや国を超えた才能がタッグを組み、いましろたかし原作の『化け猫あんずちゃん』が前代未聞のアニメーション映画として、ついにこの夏公開!

<STORY>
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。 その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。
だが、おかしなことに10年・20年経っても、死ななかった。30年たった頃、どうした加減なのかいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。
移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。
そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚とケンカし、彼女を置いて去ってしまう。
大人の前ではいつもとっても「いい子」のかりんちゃん。お世話を頼まれたあんずちゃんはしぶしぶ面倒をみるのだが、どうも一筋縄ではいかない気配が……。

<スタッフ>
監督:久野遥子、山下敦弘
原作:いましろたかし『化け猫あんずちゃん』(講談社 KC デラックス 刊)
脚本:いまおかしんじ
キャスト(声・動き):森山未來、五藤希愛
制作:シンエイ動画×Miyu Productions
製作:化け猫あんずちゃん製作委員会
実写制作協力:マッチポイント
配給:TOHO NEXT
☆公式サイト>>>  

(C)いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会

アニメージュプラス編集部

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