中村悠一ほか実力派キャストも集結！新作オリジナルTVアニメ『明治撃剣-1874-』

『明治撃剣-1874-』メインビジュアル　（C）2024 Crunchy Onigiri, LLC

【主要スタッフからのコメント】

■監督／玉村仁
『明治撃剣-1874-』にて監督を務めさせて頂きました。玉村です。
この作品は日本の代表的な文化の一つである「時代劇」が持つ娯楽のエッセンスを存分に織り込んで大事に演出をして作り上げました。
・御一新という転変を経ても尚、過去に囚われたキャラクターたちが織りなす群像劇
・新たな秩序を築き上げていく政府と、それを転覆させようと暗躍する数多の顔役たちとの組織劇
……等々といった一見複雑な要素が多い作品に見えますが、本質は新時代を迎え未成熟な社会の中で右往左往する人々を描いた人間ドラマです。
キャストの皆さんの味わい深い熱演や、毎話展開される多様なチャンバラ活劇にもご期待ください！

■原案＆シリーズ構成／戸塚直樹
こんにちは！原案＆シリーズ構成の戸塚です。
昨今の時代劇の定番といえば、妖怪変化などが登場する奇想天外な物語、または史実に忠実で重厚な物語、この真逆の二つが広く楽しまれています。
本作『明治撃剣-1874-』は、その間にある嘘と真のグレーゾーンを狙った痛快エンタメ時代劇です。
物語は明治７年、時代の転換期真っ只中の日本に警察組織が誕生する前日から始まります。
ポリス、サムライ、ニンジャ、ヤクザ、ゲイシャ……様々な思惑を秘めたキャラクター達が東京を舞台に激突します。どうぞ頭を空っぽにしてお楽しみください。

■音楽／片山修志
『明治撃剣-1874-』の舞台は、武士の時代が終わり近代国家としての日本に移り変わろうとしている、
まさに激動の東京です。
そのような時代に生きた人々の人生を想像しながら、劇中の音楽を書きました。
奇しくも音楽の制作時期に世界中で疫病が流行り、自分自身も時代のうねりのようなものを日々感じながら制作を進めたことを覚えています。
大きな変革のなかで巻き起こる静間と狂死郎のドラマ、そしてアクションシーンが見どころなので、視聴者のみなさんと一緒に楽しみたいと思います！

■アニメーション製作：つむぎ秋田アニメLab代表＆原案／櫻井司
『明治劇剣-1874-』のプロデューサーと原案を担当させて頂きました、つむぎ秋田アニメ Lab の櫻井で
す。
当社は当時出来たばかりでしたが、完全オリジナルアニメを作る機会を頂き、関係者各位には改めて感謝申し上げます。
本作ですが、日本の明治時代を舞台にして、日本以外の視聴者様にも見て頂ける大人のドラマとして作って欲しいとのオーダーがありました。グローバル時代が終わる時にグローバル時代の初めを描く事に運命を感じたのを今でも覚えています。設立間もない会社が挑むにはかなりの背伸びが必要でしたが、スタッフ一同の頑張りでなんとかやり切れたと思います。全10話、皆様に見て頂けると幸いです！

【主要キャラクター紹介】

●折笠静馬（CV中村悠一）
元会津藩士で、武士を捨て東京に出て車夫を生業としていた。それが岩倉具視暗殺未遂事件を切っ掛けにして、ポリスの巡査（現在の警察官）となる。戊辰戦争当時は官軍からも「会津の鬼殺し」として知られた剣の達人で、その腕は今も変わらず。剣の腕をひけらかすことはないが、腕前にはかなりの自信がある。戊辰戦争で行方不明になった許嫁を探している。また正義感が強く義に厚い。意外と直情的な面も持ち合わせる。

●修羅神狂死郎（CV：三上哲）
隻眼で着流しの無宿浪人。いかなる所以か、東京で大きな勢力を誇るヤクザ、守屋組の侠客として世話になり、自ら守屋組の汚れ仕事を積極的に引き受ける。その結果、すぐに組長の龍三と杯も交わし、組の中では新参者であるにも関わらず信頼も勝ち得ていく。長ドスの使い手で、多少腕に覚えがある程度の人間では全く太刀打ち出来ない。常に冷静で感情を表に出すこともほとんどない。

●雛鶴（CV：黒沢ともよ）
東京で芸者をしており、政府要人からもお座敷の声が掛かるほど。だがそれは表の顔であり、裏では「御前」と呼ばれる謎の人物の指令により、新政府関係の邪魔者を暗殺する仕事を請け負っている。芸者仲間の小梅には、面倒見良い優しい面を見せる。実は胸の病を患っている。

●黒木せんり（CV：Lynn）
イギリスの日系人ジャーナリスト。英国での名は「メアリー・ブラックウッド」。日本ではこの名で記者の活動をしている。英国公使館にも自由に出入りしており、パークス公使のビジネスパートナーとして、その手先となって諜報的な活動も行う。なかなかしたたかで、行動的な性格。

●平松武兵衛（CV：山路和弘）
守屋組や商人の藤島の背後にいる人物。「御前」と呼ばれ、人前に出る時は常に頭巾姿で現れる。武士の時代が終わったにも拘わらず、旧来の武家の人間のように紋付き袴姿で、頭巾の下の髪は髷も結ったままでいる。実際に西洋文明に傾倒している新政府を疎んでおり、藤島や守屋組を利用して新政府の要人暗殺や政治混乱を引き起こすことを画策する。

●藤田五郎（CV：興津和幸）
大日本撃剱会の出場者の１人で、淡々としていて、どこか虚無的で冷たい眼をした青年。剣の腕前は相当なもので、撃剱会では本選へ難なく駒を進める。その正体はポリスの密偵であり、命令とあれば暗殺的な任務も無感情にこなす。かつては新選組で齋藤一と名乗っていた。

●中澤琴（CV：園崎未恵）
大日本撃剱会に参加している怜悧な女剣士。性格的には清廉で実直、剣の腕前も立つ。気持ちの良いさばけた人物である。整った細面の顔立ちの男装の麗人で、男口調でもあることから、普通に男性と思われてしまうこともある。静馬と関わり手合わせもするうち、彼に情を移すようにもなる。だが二刀流であることから、辻斬り事件の犯人ではないかと疑惑の目を向けられて……。

【作中に登場する実在した歴史上の人物】
▲大久保利通（CV：咲野俊介）／明治維新の指導者。「維新の三傑」の一人。参議兼内務卿として新政府を主導。