【スペシャルインタビュー】──本日はイベント、お疲れ様でした。たくさんのファンの皆さんと触れ合ってみていかがでしたか。津田 皆さんに直にお会いするのはメチャクチャ久しぶりだったので、すごく嬉しかったです。「前回の写真集から9年間待ちました」と言ってくださる方もいっぱいいらっしゃって(笑)。本当にありがたいなって思いました。
──もう一つのロケ場所・葉山での撮影はいかがでしたか?津田 今まで訪れたことがなかった場所だったので、今回こういう機会をいただけたのはすごく嬉しかったですね。東京に近いんですけれど、空気の流れと時間の流れがゆったりしている素敵な場所だなっていう印象があります。
ここでは海を背景に、コート姿で撮影したんですよ。実は全然冬ではなくて割と暑い季節での撮影だったんですが(笑)、冬の英国や欧州チックな雰囲気を感じさせる空気感がある、すごく素敵な写真を撮っていただきました。
──撮影を担当された吉田崇さんとのやり取りはいかがでしたか。津田 ホントにスムーズな撮影でした。吉田さんとは「はじめまして」だったんですけれど、最初からお互い気負いのない感じで、とてもやりやすかったです。角度や立ち位置の指示みたいなものは勿論ありましたが、基本的に僕はマイペースでいましたし、撮影については基本お任せでした(笑)。
出来上がった写真を見てみたら、僕だけでなくその場所の空気感まで上手に切り取っていただいた感じがして、本当に大満足です。
──収録された写真のチョイスや構成は、どのように決めていかれましたか。津田 僕がリクエストをどんどんし始めちゃうと、エッジが効きすぎた尖ったものにしたくなっちゃうと思ったので、ページの構成や写真の選別はスタッフの皆さんに委ねた感じです(笑)。結果的に素晴らしい一冊に仕上げていただきましたので、お任せしたのは正解でした。
──改めて、写真集を見てどんな印象を抱かれましたか。津田 撮影期間は実質4日間だったんですけれど、その短い時間で全て撮ったとは思えないほどバリエーション豊かで、読み切るまでにすごく時間がかかる一冊になったんじゃないでしょうか。買っていただいた皆さんには、途中で一旦コーヒーでも飲んで落ち着いてもらう必要があるかもしれません(笑)。
あと9年前の写真集と比べて、柔らかさをすごく感じてもらえる内容になったと思います。フラットな津田健次郎像がより色濃く出ていて、自分としても「よかった、よかった」と(笑)。
▲写真集「ささやき」より 撮影/吉田
崇