• 「諦めるな」に支えられて 川久保拓司が語る『ウルトラマンネクサス』を今観てほしい理由
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2023.10.03

「諦めるな」に支えられて 川久保拓司が語る『ウルトラマンネクサス』を今観てほしい理由

川久保拓司さん 撮影/真下裕(Studio WINDS)


◆20年後の孤門は……◆

――川久保さんは『ネクサス』関係のイベントにも出演し、直近では『TSUBURAYA CONVENTION 2023』の撮影会・サイン会出演が予定されています。特に思い出深いイベントを挙げるとしたらどれでしょうか?

川久保 15周年の時にサンシャインシティでやったイベント(『ウルトラマンネクサス スペシャルナイト』)は楽しかったです。ちょっとしたお芝居みたいなこともやらせていただいて、久しぶりにエボルトラスターで変身した時は「これだこれだ!」という感動がありました。ファンの皆さんと実際にお会いできることは、僕もすごく嬉しいんですよ。ドラマは僕たちキャストとスタッフで作り上げたものを、メディアを通して観てもらうから、直接顔を見て感想の言葉をもらえるのは貴重で。『TSUBURAYA CONVENTION 2023』の撮影会、サイン会も、直接応援してくださっているファンの方のお話を聞いて御礼を言える、素晴らしい機会だと思っています。参加できることがとても嬉しいし、楽しみですね。



――来年の『ネクサス』20周年で、川久保さんがやりたいことなどありますか?

川久保 またリアルな場で皆さんとお会いしたいですし、今のナイトレイダーなど、アフターエピソードを描いてほしい気持ちがあります。

――20年後の孤門が何をしているのかが気になりますね。

川久保 僕は、ナイトレイダーの隊長になっていてほしいと思っています。立場が変わっても困難に直面して、それを持ち前の諦めない力で乗り越えているんじゃないかなって。もしかしたら頼り甲斐のある隊長じゃないかもしれないけど、隊員に寄り添って、一緒に困難を乗り越えてくれる隊長に成長している、そんな姿を想像しています。

――確かに、孤門はたくさんの試練を乗り越えましたから、今は隊長に相応しい強さや優しさを持つ人になっていそうです。

川久保 そうですよね。傷つくことや打ちひしがれることって、その時は「こんな出来事、人生になければいいのに」と感じますが、乗り越えて前に進むと「あれがあったから今の人生がある」と思うことが多くて。今の孤門もきっとそう感じていると思います。



――今『ネクサス』を観るうえで、注目してほしいポイントはどこですか?

川久保 やっぱり、諦めない人間の強さ。“諦めないこと” が貫けるならば、光はやってくるんだということです。生きることの難しさがあふれていて、それに世界中が直面している今、諦めないことは一番のメッセージだと思っていて。まだ観たことがないお子さんはもちろん、今つらいと感じている過去に触れてくださった方にも観てほしいし、シンプルにネクサスのカッコよさを楽しんでもいいですし。一話ずつでも一気見でもいいのでぜひ最後まで、主人公が変身するまで観てください(笑)。

――ご存知だったんですね、そのフレーズ(笑)。

川久保 はい(笑)。ファンの方って、本当に面白い言い方が上手だなと思いました。知った時は嬉しかったですね。絆という光が届くよう、ラストまで楽しんで観ていただけたら幸いです。

――最後に、川久保さんの人生にとって『ウルトラマンネクサス』という作品や、孤門一輝はどのような存在ですか?

川久保 今でも僕の背中をじんわりと温かく支えてくれて、困難な時にはそっと手を差し伸べてくれる、僕の原動力の一つですね。つらい時はいまだに、「諦めるな」と唱えているんです。そうすると、撮影していたあの頃の温度感、質感、目の前に広がる風景とかが蘇ってきて、一歩前へ踏み出せます。本当に人生の支えであり、思い出でもあり、宝物でもあり、そしてこれからも大切にするべきものだと思っています。



アニメージュプラス編集部

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