• 「諦めるな」に支えられて 川久保拓司が語る『ウルトラマンネクサス』を今観てほしい理由
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2023.10.03

「諦めるな」に支えられて 川久保拓司が語る『ウルトラマンネクサス』を今観てほしい理由

川久保拓司さん 撮影/真下裕(Studio WINDS)

19年前の10月2日に放送が開始された『ウルトラマンネクサス』。主人公・孤門一輝とウルトラマンの変身者=デュナミストが別人という斬新な設定、従来のシリーズ以上にハードかつシリアスな展開が本作の特徴だ。

孤門が出会う人々と絆を紡いで、想像を絶する困難にも諦めず立ち向かい、その成長が最終話に向かって結実していく。ウルトラマンシリーズ中でも連続ドラマ性が非常に高い本作は、完走したファンからは今も熱烈な支持を受けており、2022年のTV特番『全ウルトラマン大投票』では、8位を記録したほど。

そんな『ネクサス』が初回放送日の10月2日(月)から、ツブイマこと『TSUBURAYA IMAGINATION』に登場! ファン待望の配信開始に合わせて、孤門一輝役の川久保拓司さんにインタビューを実施。「今こそ観てほしい」と語る『ネクサス』の魅力、現在の川久保さんが抱く孤門への想いとは?

>>>川久保さん撮りおろし写真や『ウルトラマンネクサス』場面カットを見る(写真14点)

※インタビュー後半に『ウルトラマンネクサス』のネタバレを含む箇所がございます。ご注意ください。

◆『ネクサス』は配信向き?◆

――『TSUBURAYA IMAGINATION』での『ネクサス』配信決定を聞いたときの感想をお聞かせください。

川久保 「ついに来たか!」と思いました。来年で20周年というタイミングで配信が決まったのは、本当に嬉しいですね。『ネクサス』は一話完結ではなく、ストーリーの大きな流れの中で一話ずつ進んでいくので、一気見に向いている作品なんです。当時は「どうなるんだろう」と、毎週モヤっとしたものを抱えていた方も少なくなかったと思うんです(笑)。自分のペースで視聴できて、「何でこうなったんだろう」とすぐ過去の話にさかのぼれる配信は、『ネクサス』を見やすく楽しめる形じゃないかなと。

――ファンも『ネクサス』の配信開始を待ちわびていたかと思います。

川久保 『ネクサス』はいまだにファン投票でも上位に入ることがあって、そのたびにSNSで盛り上がっている様子を見ると嬉しくなります。『ネクサス』はウルトラマンシリーズの中でも異質で、特殊な作品だと思うんですが、根強く愛してくださっている方がたくさんいることが、本当に喜ばしいです。

――プライベートで『ネクサス』を観返すことはありますか?

川久保 自分が新しい作品に入ったとき、何かモチベーションが欲しかったり、乗り越えられない壁にぶち当たっていると感じたりしたら観返しますね。子どもと一緒に観ようとなったとき、夢中になって僕だけ一気に観たこともありました(笑)。

――人生の中で勇気をもらいたいときに観返すことが多いんですね。

川久保 はい。ストーリーの中で描かれている「諦めるな」というメッセージが持つ力、粗削りながら全力で撮影に向かった当時の自分の姿に勇気をもらいます。姫矢准、千樹憐の二人の戦いにも奮い立たされることがありますし、いろいろな角度から力をもらえるんです。僕が孤門一輝として多くの困難に直面し、挫折しそうになりながらも何とか立ち上がっていく。その姿をコロナなどで大変な中にある自分に置き換えて、パワーをもらえる時代なのかなとも感じています。『ネクサス』はまさに今、観てもらいたいウルトラマンですね。

▲孤門一輝 (C)円谷プロ

アニメージュプラス編集部

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