• 「お~いお茶」茶殻由来の香り! ザクプラくんが限定エコガンプラに
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2023.09.18

「お~いお茶」茶殻由来の香り! ザクプラくんが限定エコガンプラに

(C)創通・サンライズ

伊藤園の「お~いお茶」などの緑茶飲料の製造工程で排出される茶殻をアップサイクルし配合した樹脂を使用したガンダムシリーズのプラモデル(ガンプラ)が登場。キャラクターはデフォルメシリーズ『ガンプラくん』の「ザクプラくん」だ。2023年10月6日(金)から開催されるイベント『GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DIGITAL-』に登場、オンラインで受け付けされる。

ガンダムシリーズは1979年のTVアニメ『機動戦士ガンダム』を起点とする作品群。モビルスーツ(MS)という巨大ロボット兵器を使った戦争を描く。
ガンダムシリーズのプラモデル、通称「ガンプラ」はBANDAI SPIRITSが展開するプラモデル。1980年代(当時はバンダイ模型→バンダイ ホビー事業部が展開)に大ブームとなり、日本のプラモデル界を代表するアイテムとなった。近年はコロナ禍による巣ごもり需要や最新TVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の好評もあり、その人気は何度目かの再加熱を迎えている。
『ガンプラくん』はガンプラの楽しさを広めるための3DCGショートアニメ。デフォルメ姿で、自分の意思で動くガンプラくんやザクプラくんが登場する。『水星の魔女』放送時にはCMにも登場した。

BANDAI SPIRITSでは一部のプラモデル製品に、石油由来プラスチックに替わる新素材を採用する取り組みを進めてきた。これまでに石灰石由来の新素材「LIMEX(ライメックス)」や「卵殻プラスチック」を活用し、プラモデルに適用可能な樹脂となるようパートナー企業とともに開発、発売している。
一方、今回連携する伊藤園は、「お~いお茶」などの緑茶飲料の製造過程で排出される茶殻を独自技術「茶殻リサイクルシステム」によりアップサイクルする取り組みを2001年に確立している。
伊藤園では緑茶飲料の販売拡大に伴い、製造過程で排出される茶殻の量も年々増加(2022年度の排出量は約5万8000トン)。茶殻などの飲料残渣を工業製品などに有効利用する研究開発を推進し、これまでに約100種類もの茶殻を配合したアップサイクル製品を開発している。

「1/1 ザクプラくん」は、BANDAI SPIRITSの石油由来プラスチックの使用量削減や、CO2の排出削減を目指す取り組みについて、同様にサステナブル活動を推進する伊藤園が賛同し開発された。

『ガンプラくん』シリーズ第1弾の「1/1 ガンプラくん DXセット」も、石灰石を主原料とする新素材「LIMEX」を使用することで、製品中の石油由来プラスチックの比率を抑えていた。
「ガンプラくん DXセット」同様、今回の「ザクプラくん」も、現時点では「通常版の他にエコなプラを使った特別版」が出るのではなく、「エコなプラを使ったものが通常版」という形になる。

ガンプラでは、リサイクル素材を使用した「エコプラ」アイテムが2008年から限定版で登場していた。だがこれらは、複数の色の樹脂を毎回違う配合率で混ぜなければいけない関係上、黒がメインカラーとなっていた。
一方、「LIMEX」の「ガンプラくん」はガンダムのトリコロールカラーが再現できている。またBANDAI SPIRITSは「今回の茶殻配合のプラモデルを商品化するにあたり、お茶が持つ『緑色』を活かした製品設計として、『ザクプラくん』を起用して開発しています」とコメントしている。

「ザクプラくん」は2023年10月6日(金)開催のイベント『GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DIGITAL-』でオンライン販売される。後日イベントや直営店舗「THE GUNDAM BASE」などで販売する場合もあるとのことだ。

時間と共に薄れていくそうだが、茶殻由来の香りもするという「ザクプラくん」。入手できた人は、ぜひ早めに箱と袋を開けて、香りも確かめてみていただきたい。

>>>エコガンプラの歴史を確認!「1/1 ザクプラくん」その他の画像を見る(画像6点)

(C)創通・サンライズ

アニメージュプラス編集部

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