マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』が、現在ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で独占配信中(全6話)。
本作は、アイアンマン、キャプテン・アメリカらをアベンジャーズへと導き、スパイダーマンのスパルタ気味な保護者としても活躍してきた「アベンジャーズ」の創設者ニック・フューリー(演:サミュエル・L.ジャクソン)が、あらゆる人物に “擬態” できる能力を持つスクラル人が秘密裏に進行する地球侵略計画の阻止に挑むサスペンス・スリラーだ。ニック・フューリー役を演じるのは、10 年以上に渡り同役の日本版声優を務める竹中直人さん。スリルとサスペンスに満ちた本作にどう挑んだのか、お話をうかがった。――まずは、ニック・フューリー役の続投が決まった時の率直なお気持ちからお聞かせください。竹中 「一体誰がやるんだろう?」と気になっていたので「え、僕!? 本当にっ?!」って。オーディションに受かった時みたいに嬉しかったです。
――『シークレット・インベージョン』はこれまでの作品とは一味違う、諜報サスペンスの要素が強い作品に仕上がっていますよね。竹中 はい。ニックは一体誰を信じたらいいのかわからない、とてもつもない緊張感がずっと続いていきます。良い意味で疲れます(笑)。
――「怖いもの無し」というイメージのニックが翻弄されるストーリーには、本当にドキドキしますね。竹中 奥さんとのやり取りも新鮮。ニックの柔らかな表情、ロマンチックなシーンもある。ところが、残酷な展開へと急転直下! たまらないですね。
――特に第1話のラストの展開は衝撃的でしたが……。竹中 そうですよね! 今でも鳥肌が……。
――演じられていた時の印象をお聞かせいただけますか。竹中 まさかマリアがあんな最期を迎えるなんて。しかもフューリーが手を下したと誤解したままじゃないですか。あの時の衝撃! 今でもゾクッとします。
――本作でのニック・フューリーの印象はいかがですか。竹中 僕にとってのニックは、黒のコートにアイパッチのイメージなんです。ところが今回は全然イメージが違うじゃないですか? アイパッチを外して毛糸の帽子を被ってて、服装も地味で、結構ショックでしたよ(笑)。
『キャプテン・マーベル』の時もニックが若くなっていて、どのあたりの音色で行くのか結構悩んだんです。だから「僕の声で大丈夫なのかな?」って心配になりました。でも、ディレクターは「竹中さんの声で作らずに行きましょう」と言ってくださったので、その言葉を信じて揺るがずに演じられました。