• 『ウルトラマンブレーザー』搗宮姫奈 普段も任務中も本当のエミの姿
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2023.07.29

『ウルトラマンブレーザー』搗宮姫奈 普段も任務中も本当のエミの姿

搗宮姫奈さん撮り下ろし写真 撮影/山本一人(平賀スクエア)

シリーズでも屈指のロケットスタートを切った『ウルトラマンブレーザー』。第4話では、SKaRDの諜報部員であるアオベ エミをクローズアップ。若くから諜報活動に従事してきたエミの過去、任務への想いが垣間見え、今後の各隊員のメイン回への期待も高まるエピソードだったと言えるだろう。

今回はアオベ エミを演じる搗宮姫奈さんへのインタビューを敢行。初のメイン回である第4話やエミ、SKaRDのメンバーを演じた戦友であるキャストへの想いを語っていただいた。

>>>搗宮さん撮り下ろし写真や場面カットを見る(写真9点)

◆気合十分で臨んだ初メイン回◆

――エミのメイン回である第4話の台本を読んだ感想をお聞かせください。

搗宮 まずアクションシーンがあったことに「私の見せ場が来た!」と思いました(笑)。ノヴァイオ社に潜入し、少しずつ事件の核心に迫るストーリーだったので、自分が感情のコントロールやチョイスを間違えると、一気にチグハグになってしまうとも感じて。どう演じるか、繊細に考えながら臨んだ回だった覚えがあります。

――辻本貴則監督とのやり取りで、印象的な出来事はありますか?

搗宮 辻本監督はすごく自由にやらせてくださいました! 「いっちゃって」みたいな感じで。第4話の編集が終わった後に、「ずっとアクションをしている人は全然違うなって思った」「ありがとう」と言ってくださったのが、とてもうれしかったです。

――ほかに第4話までで、搗宮さんが思い出深いシーンはどこでしょうか?

搗宮 SKaRDの隊員が集まった第2話は、どのシーンも印象的ですね。「このチームでやっていくんだ」という隊員全員の覚悟が見られましたし。今見るとみんながちょっとぎこちないところが、SKaRDができたばかりの隊員たちの間のぎこちなさと重なって、逆に良かったんじゃないかなと。

(C)円谷プロ (C)ウルトラマンブレーザー製作委員会・テレビ東京

――これからどんなチームになっていくのか楽しみです。遡ってエミ役のオーディションのお話を伺えればと思いますが、記憶に残っていることは?

搗宮 オーディションではエミちゃんと(ミナミ)アンリのセリフを話したんですが、その時はアンリのほうがセリフを言いやすいなと感じました。エミちゃんは冷静で、キャラクターがつかみきれないところがあったんです。でも、オーディションで田口(清隆)監督と話をして、「こういうイメージでやってみて」と言われて演じる中、だんだんとエミちゃんのことがわかってきて。今にして思うと、オーディションですでに撮影現場みたいなやり取りをしていました。

――エミは普段のゆるい感じと、任務中に凛々しい雰囲気の切り替えが特徴的ですが、演じるにあたって意識したことは?

搗宮 私は人ってみんな二面性があるどころか、三面、四面、五面くらい持っていると思うんです。だから、エミちゃんのプロフェッショナルとして話しているときと、全然関係ない話題のときの違いは、一人の人間の異なる面が出ていることを意識していました。だんだんエミちゃんのことを知っていって、最後は特別に意識せず、自然に演じられるようになりましたね。

――田口清隆監督など、監督陣からのディレクションで印象的なものはありますか?

搗宮 第2話のカフェのシーンがそうなんですが、最初のころは空回りしていると思うくらい、明るくしてほしいと言われていました。エミは一人でいることが多くて、人と関わることに実はそんなに慣れていないから、努めて明るく接したり、初めて会う人とは距離感がつかめていない感じで演じてほしいと。プロフェッショナルな部分、空回りしちゃっているくらい明るい部分が、最初は二極化している印象を受けて、演じるのがめちゃくちゃ難しいと感じていました。でも、仕事の話になったら急に切り替わるタイプの人もいて、その人にとっては仕事のときも、それ以外のときも、どちらも本当の自分だなと。エミちゃんもそういう子だと考えたら、二極化していると思った部分も、自分の中に落とし込むことができました。



アニメージュプラス編集部

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