• 『SPACE BATTLESHIPヤマト』懐かしい「声」に込められた原作アニメ愛【日曜アニメ劇場】
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2023.06.17

『SPACE BATTLESHIPヤマト』懐かしい「声」に込められた原作アニメ愛【日曜アニメ劇場】

(C)2010 SPACE BATTLESHIP ヤマト製作委員会

だ。

本作に登場するデスラー/ガミラスとイスカンダルの設定は、それぞれ原作アニメから大きく変更された異種生命体として描かれている。いかなる形で登場するかはぜひ本編を観てほしいのだが、デスラー/ガミラスの声はアニメ第1作から『ヤマト完結編』までデスラーを演じた伊武雅刀、そしてイスカンダルの声は『さらば宇宙戦艦ヤマト』で女神・テレサを、そして『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』以降の作品でイスカンダルの女王・スターシャを演じた上田みゆきが担当している。
ファンの心に刻み込まれた声の存在感は、間違いなく本作が『ヤマト』であることを強烈に印象づけてくれる。
▲ヤマト艦内に現れたデスラー。古代たちがそこで見たものは……?

ヤマトの艦内でも、やはり納得のキャスティングを楽しめる。それは調査・分析を主な任務としてヤマトに乗艦しているロボット・アナライザーの存在だ。
シリーズをとおしてファンに愛される名キャラクターは、本作では古代が携帯する小型コンピュータのAIとして登場。本来は古代の愛機・コスモゼロの拡張ユニットなのだが、この声を担当するのが、アニメでアナライザーを演じていた緒方賢一なのだ。
設定も外見もアニメとはまったく異なるが、その声を聞けば「アナライザーだ!」と思うはず。家族を亡くした孤独な古代が「お前が家族みたいなものだ」と語りかけるアナライザーの活躍と選択は、原作アニメファンならずとも涙なしでは観られないはずだ。

そしてナレーションを担当しているのは、アニメ主題歌『宇宙戦艦ヤマト』を歌った、ささきいさお。
圧倒的な歌唱で『ヤマト』の勇壮たるイメージを決定づけた、ささきのナレーションで物語が幕を開ける時、観る者は否応なく “無限に広がる大宇宙” を旅する航海へと誘われることになる。

豪華キャストと3DCGで最新の実写映画として生まれ変わった『ヤマト』――だが本作を観れば、逆にその「変わらぬ魅力」を十分に感じ取ることができるのではないだろうか。

>>>原作アニメとは一味違う魅力にあふれた豪華キャスト陣をチェック!(写真7点)

(C)2010 SPACE BATTLESHIP ヤマト製作委員会

アニメージュプラス編集部

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